名歌手・高田みづえの音源が一挙サブスク解禁!「硝子坂」からカバー、ライブまで未CD化含む全183曲

2021/01/20 12:00 配信

音楽

高田みづえ

オーディション番組を経て、1977年3月25日、シングル「硝子坂」でアイドル歌手としてデビュー。抜群の歌唱力で同年の数々の新人賞を受賞し、以後、さまざまなタイプのヒット曲を放った昭和の名歌手・高田みづえ。彼女の未CD化曲を含む全183曲が、本日1月20日(水)、各音楽サブスクリプションサービスにて一挙解禁された。

デビュー当時からアイドル歌手の枠に収まらないその歌唱力・表現力を高く評価され、時代を超えて今なお支持するファンも多い高田みづえ。日本テレビ「カックラキン大放送!!」、TBS「8時だョ!全員集合」やフジテレビ「ドリフ大爆笑」といったバラエティー番組のコントでも勝ち気で思い切りがいいキャラクターで魅了した彼女は、名歌手であり、人気のタレントだった。

高い歌唱力で放ったヒット曲の数々。デビュー曲「硝子坂」から1985年の引退までの8年間にリリースした楽曲には、昭和ポップス史を築き上げてきたさまざまな作家陣が参加していた。

デビュー曲「硝子坂」は、宇崎竜童が作曲。宇崎竜童は2ndシングル「だけど…」、3rd「ビードロ恋細工」をはじめ、多くの“せつない系”の楽曲を提供している。

筒美京平作曲は、7thシングル「女ともだち」、ラスト(26th)シングル「チャイナ・ライツ」。9thシングル「青春Ⅱ」は、松山千春が手掛けている。

1979年リリースでロングヒットした10thシングル「潮騒のメロディー」、そのB面曲「子守唄を聞かせて」は谷山浩子作詞作曲。A面ヒットでB面を耳にしたファンは多く、隠れたヒット曲と言える。

サザンオールスターズのカバー「私はピアノ」「そんなヒロシに騙されて」はもちろん桑田佳祐作詞作曲。高田みづえのシングルも大ヒットを記録した。

1984年、23枚目のシングル「原宿メモリー」は、作詞・三浦徳子、作曲・新田一郎、編曲・大谷和夫という強力な布陣による一曲。これもファンの間では人気が高い。

谷村新司(「ガラスの花」「通りすぎた風」)、来生えつこ&来生たかお(「とまどい雨」)、村下孝蔵(「かげふみ」)、さだまさし(「カーテン・コール」)ら、楽曲提供者はとっても豪華。曲を知らなくても一度聴いてみたくなるラインアップだ。

これらリリースしたシングル26枚、オリジナルアルバム10枚の他、カバーアルバム1枚、コンサートアルバム2枚から、今回解禁となるのは全183曲(同一楽曲別音源含む)。

これまでシングル収録曲は「真夜中のギター」以外の51曲がダウンロード配信されていたが、今回のサブスク一挙解禁にあたり、ダウンロードも132曲が追加される。

そのうち59曲は過去CD化されておらず、マスターテープからデジタル化された楽曲たちは、30年以上も前に発売されたレコード盤が入手困難となっている今、とても貴重な音源だ。

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