私は1936年、和歌山県で産声を上げました。生誕の地でもある和歌山には思い入れ深く、今回のオファーも快く引き受けさせていただきました。和歌山の古くから伝わる歴史的逸話、さらには雄大かつ神秘的な自然を多くの方々、特に若い世代にも知っていただける良い機会なのかとも思いながら、キャラクターデザインをしました。「火具鎚のうた」という舞台作品にて、和歌山の魅力的な「歴史」「自然」が末永く伝承されていくことを心から願っております。
西暦2100年、世紀末を迎えた和歌山市。現代と大きく変わらないように見える世界だが、地球の温暖化は止まらず、100年前にも流行した終末思想がインターネットを賑わせている。
そんな未来に暮らす高校生のミーコとソラは、ある日を境に全く同じ夢を見始める。赤く燃え上がる空に「火具鎚(かぐつち)」という言葉(うた)。カイの弟で秀才のソラは、二人の話を信じようともしない。一方で、その現象は日に日に世界へと広がっていく。最初は一蹴していた科学者も、悪質なうわさだと批判したメディアも、今ではその究明に真剣だ。
徐々に曖昧になっていく“現実”と“夢”の境界が消え去るとき、主人公の3人は、“記録”ではない“記憶”を見ることになる。
それは、誰のための、誰の予言なのか?
再び、「火具鎚のうた」が流れ始める。
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