ひとつひとつの台詞がとても丁寧で繊細で、素敵な脚本だと思いました。引きこもり、と聞くと、犯罪者予備軍だとか、怠惰な人たちだとか、いわゆるステレオタイプのイメージが浮かんでしまうと思います。でもそういう人たちはごく少数で、彼らは世間から圧迫された被害者なのだと、人一倍繊細ないち子を演じていて感じました。生きづらさを抱えている人たちに、少しでも光が見えるような、そんなドラマになっていたら嬉しいです。
たくさんの方々のお力添えで放送を迎えることができます。特に、脚本をお読みいただき、様々なご意見と、胸中を語ってくださったひきこもり当事者の皆様。本当に感謝しております。このドラマは、決して「ひきこもり当事者の悲惨さを描く物語」ではありません。このドラマは、ひきこもり当事者の真摯な生き様を通して「生きる愛しみに手を伸ばす物語」です。是非、ご覧いただけると幸いです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)