引きこもりがちで、なぜかコトリバコの秘密を知っている不思議な女の子・天沢響を演じる山田。
今回の役は、何を考えているか読みづらい不思議な雰囲気を醸し出しており、これまで出演したドラマドラマ「新米姉妹のふたりごはん」(2019年、テレビ東京系)などで見せた明るい山田とは全く違う彼女を見ることができる。
「お姉ちゃんも私も、皆死んじゃう!」と鬼気迫る表情と声色で鳴の肩を揺らす姿や壁に打ち付けられるシーンなど、体当たりで挑んだ今作では、迫力満点の演技で怖さを“リアルに”際立たせている。
そして、そんな山田演じる響の姉であり、天沢家の長女・天沢鳴を演じるのが、本格ホラー映画主演は初となる山口だ。
ドラマ「コウノドリ」(2015年、TBS系)で、妊娠した中学生を演じ、リアル過ぎる出産シーンが大変話題となるなど、世間に演技派若手女優として強烈な印象を残した山口。
今作でも圧倒的な演技力で呪いの箱“コトリバコ”や“富士樹海”がきっかけとなって家族の雰囲気が変わっていく様子をうまく表現している。
自分とは正反対で口数が少ない妹とのコミュニケーションに悩む活発な性格の鳴だが、数々の恐怖に襲われて追い詰められる様子が見て取れる。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)