ダルビッシュ有が初告白! 昨季「これでサイ・ヤング賞はなくなった…」と思った瞬間<初耳学>

2021/01/24 23:10 配信

バラエティー

【写真を見る】林修のインタビューに答えるダルビッシュ有投手(C)MBS

だが、ダルビッシュ投手は「あれは、僕は今でも投げると思います」と配球ミスではなかったことを強調。「ムスターカスは基本的に、最初のカーブは打たない。でも、いいなと思ったら初球から打ってくることがある。ムスターカスが『最初から打たないと無理だ』ということで振ってきてくれたので、投げちゃダメな球ではなかった」と振り返った。

一方で、3敗目を喫した9月20日(現地時間)のツインズ戦でケプラー選手に打たれたホームランについては「やってはいけないホームランですね」と自戒を込めて振り返り、「ただ、7回にまた(志願して)マウンドに上がれたっていう精神的な部分は自分自身すごく評価している。あれはプラスになった登板だった」と自分自身を評価する言葉も口にした。

この二つの被弾を「今後の自分の方向性を決める大事な2本のホームラン」と評したダルビッシュ投手。「これ本当に初めて言うんですけど、(ツインズ戦で)ケプラー選手に打たれてボールを見てる時に『これでサイ・ヤング賞はなくなった…』って思いました」と本音を率直に打ち明けた。

「林先生の言うことを聞いて練習しておけば…」


変化球への情熱は人一倍。操る変化球は10種類と、メジャーリーグでも類を見ない多さだ。

そんな彼は、2016年に林先生に言われた一言が印象に残っているという。「一緒に食事に行った時に林先生に『なんでスプリットを投げないんだ?』『今の投げ方だったらスプリットが絶対いいから』って言われたんですけど、2019年の途中から良くなり出したのも、スプリットを使い始めてからなんですよ」。

「あの時からちゃんと林先生の言うことを聞いて練習しておけばよかった。(林先生は)野球が好きなだけじゃなくて、ちゃんと野球を分かってる方なんだなと思ってます。素人じゃないですよ」と林先生を称えた。

2021年シーズンからは、新天地パドレスでプレーする。林先生が「去年パドレスは地区2位じゃないですか。絶対今年はドジャース蹴落として優勝するっていうことで、あんなに若手を出したわけですもんね」と指摘すると、ダルビッシュ投手は「自分、結構重要な感じで獲られてるなって」「今までそういうことを考えたことなかったんですよ。2~3日前、寝る前にそれで焦ってました」と苦笑いを浮かべていた。

「ダルビッシュ投手×林先生」対談の後半は、1月31日(日)夜10時から放送。さまざまな選手にアドバイスも行っているダルビッシュ投手が、ポジティブな言葉の大切さを語る。