長身192㎝のシンガー・ソングライター、オヌキ諒が描くミライ

2021/01/29 06:05 配信

音楽 インタビュー

ソロ活動とユニット・碧琥夕陽(アオトユウヒ)の差異

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――音楽活動全般のことを少し聞かせてください。ソロと並行してユニットの活動を展開されていますが、その区分けについて。

オヌキ諒」というのは、僕でしかないので、自分自身がやりたい音楽を突き詰めていくのがオヌキ諒なのかなと思います。「オヌキ諒はこれだ!」っていうのがあって、その中でコラボレーションとかもしたいけれど、まず自分が絶対。全てに対して自分がやるという強い思いがあるのがオヌキ諒の活動です。

ソロは僕がこうやって歌いたいと思ったらそれを通したい。それは誰が何を言ってきても、僕がこう表現したいから僕はこうしたいという思いがあります。

碧琥夕陽(アオトユウヒ)というグループは、作詞作曲の制作チームです。もちろん僕も曲を作りますが、曲作りのできる人たちがいっぱいいるので、それぞれが制作し、みんなで話し合って詰めていきます。あくまでも僕はボーカルで、制作をすべてやるわけではない。みんなで作るのが碧琥夕陽です。

見え方としては、バンドのボーカルのオヌキ諒っていうのが碧琥夕陽で、碧琥夕陽だったら「もっと歌い方をこうしてほしい」とか、「こういう表情で歌ってほしい」とか、制作チームのメンバーが言うんだったら僕はそれに応じて歌いたいと思います。僕がやりたい音楽だけじゃなくて他のメンバーがやりたい音楽もやります。僕はボーカリストとしてその楽曲を歌うという意識が強いです。

碧琥夕陽のチームメンバーはどんどん増やしていけばいいとも思っています。碧琥夕陽は、素敵な音楽を作る人が寄ってくる場所。一個のプラットフォームのようなもの。みんなそれぞれで活動していていいんですよ。僕もそうだし。それぞれ活動しているんだけど、碧琥夕陽というホームがある。そこにたまにみんな帰ってきて、楽しいことをやろうよと。でもそれ一個にしばりつけるわけでもなくて、それぞれに旅立って行って、また集まって、旅立って、を繰り返すイメージですね。

――作品のスタイルでは、違いを意図してはいないのでしょうか。

そこまでのこだわりはなくて。音楽、また自分の感性というのは、日に日に変わっていくものだと思うし、自分はこうなんだ、これだ!っていうふうに決めつけたら、それ以上広がりがなくなっちゃうかなと思うんですよね。

お寿司屋さんで言えば、ネタは変わっても基本的にシャリは変えないじゃないですか。うちのシャリは一生このシャリだ、みたいな。それとちょっと近いんですけど。僕の声や歌い方は一生これだけど、上に乗っけるものや、そのシャリを使って作れるものはいっぱい広がると思うので。だから、その時その時で自分がいいと思ったネタを仕入れて、その時に自分が一番やりたい音楽、提供したい音楽を作っていけたらなと思っています。

碧琥夕陽でそれができるなら、碧琥夕陽で提供したいし、オヌキ諒ソロでやったほうが楽しくなりそうだったらオヌキ諒ソロで提供したらいいと思うし。そういう感覚で、常に世の中を見ながら良いネタを探して、仕入れて、自分のシャリと一緒に握ってお客様に出すという(笑)。

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