岡田惠和が脚本を手掛け、高畑充希が主演を務めるドラマ「にじいろカルテ」(テレビ朝日系)。高畑演じる“病”を抱えた内科医・紅野真空が働ける場所を求めて辿り着いたのが、山奥にある小さな村の診療所「虹ノ村診療所」。そこで井浦新扮する外科医・浅黄朔とともに看護師として働く蒼山太陽を演じているのが北村匠海だ。
“前髪ぱっつんのキレキャラ看護師”というキャッチフレーズを冠せられた太陽を演じる心境のほか、初共演となる高畑や井浦とのエピソードを語ってもらいました。
――高畑さんと井浦さんとは今回が初共演ですが、どんな印象を持っていましたか?
高畑さんはすごく力強く、柔軟なお芝居をされる方だなぁっていうのと、“言葉”を伝える方という印象を持っていました。実際にお会いして、お芝居もそうですし、普段お話ししていても分け隔てなく同じ目線で話してくださって、すごく心地のいい方だなと思いました。井浦さんも、大先輩なんですけど、音楽とかキャンプとか共通の趣味があったりして、(高畑さんと)同じく年齢を気にせず一緒にいてくださる感じがしていて。だからこそ今回の作品でのお芝居も、この3人だから乗り越えられていると感じています。
――撮影が進むにつれて、お二人の印象に変化はありましたか?
変化というより、むしろお二人とも思っていたまんまの印象だったので、安心感が増しました。僕も高畑さんや井浦さんが出演されている作品をよく見ていたんですけど、お二人も僕が出てる作品を見てくださっていたのがビックリで。そういう、お互いの作品を実は見ていたっていう役者同士ならではのことがありつつ、一緒にお芝居をしながらも、アドリブを受け取る楽しさや、それを返す楽しさがあるというか。次はどうくるんだろう?っていう、引き出しの開け合いみたいなのがすごく楽しいです。
――キレキャラな太陽に対し、普段の北村さんは自他共に認める怒らないキャラ。そんな北村さんが太陽を演じるのは大変な面もあるのでは?
だいぶ(テンションの)増し増し感があります(笑)。ただ、僕も含めて3人の中で意見が一致している点があって、自分の演じるキャラクターのことが一番よく分かってなかったりします(笑)。でも、今回の作品ではそれぞれのキャラクターを独立させるんじゃなくて、みんなどこか欠けている人間だからこそ、3人で作り上げる一つの輪みたいなものがすごく大事なのかなって。それは虹ノ村全体でも同じで、村人みんなが助け合いながら生きているところが、僕はすごくいいなぁと思っています。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)