日本マクドナルドは、ポプラ社が発行する「答えのない道徳の問題 どう解く?」と協力し、子供たちの自由な発想や思考力を育むことをサポートするプロジェクト「みんなで!どう解く?」を1月26日からスタート。
クイズを通して子供の学び支援も行っている、伊沢拓司率いる東大発の知識集団・QuizKnockがアンバサダーとなり、子供たちと共に“ネットで調べればすぐに分かるのに、どうして勉強ってするんだろう?”など「答えのない道徳の問題」について、全国の子供たちから参加者を募ったオンラインワークショップの開催や、公式ウェブサイトを通した解答の募集などを行う。
「みんなで!どう解く?」のコンテンツは学校等の教育現場に向けたエデュケーションツールとして提供されるほか、マクドナルド初の試みとして、子供たちと一緒に作り上げた問題や解答を基にしたハッピーセットの本「みんなで!どう解く?by マクドナルド」(2021年12月販売開始予定)を制作する。
オンラインワークショップは2月22日(月)に行われ、伊沢率いるQuizKnockのメンバーも参加し、子供たちと一緒に考えて問題を作成する。
QuizKnockはこのたび、日本マクドナルドよりお話をいただき、子供たちの心と体の健全な成長を願う姿勢や、「答えのない問いについて考えたり話し合ったりする機会を設けることで、子供たちが自発的に問いと向き合う姿勢を育みたい」というプロジェクトの趣旨に強く賛同し、本プロジェクトに参画する運びとなりました。
私たちがこれまで取り組んできたのは答えのあるクイズであり、「答えのない問い」に立ち向かうことは、私たちにとっても新たな挑戦となります。一方で「答えのあるクイズ」と向き合い続けながら会得してきた「問いへの挑み方」、そのノウハウは「答えがない問い」と向き合う際にも生かしていけるはずです。
同じ目線で共に考え、共に学ぶことで、子供たちが率先して問いに挑める環境を作ること。問いへの姿勢を子供たちが手本にできるようにリードしていくこと。私たちに託されたそれらの役割をきちんと果たせるよう尽力してまいります。
未曽有の病に対して大人が束になっても答えが見えない中で、子供たちはより不安に感じていることでしょう。そうした苦境の中になお光を見いだすのなら、これを良き学びの機とすることによってだと、私は思います。この1年に起こったことからは、多くの学びももたらされたはずです。
多くの未知に包まれ、ルールや基準がない状況に陥ったとき、道徳は、自ら考え、決断する力になってくれるのです。ならば、有事に備え、常日頃から道徳について考える必要があるでしょう。
そうした道徳を己の中に蓄えるためには、まず多くの情報に触れることが、続いてそこから得た知識を常にアップデートし続ける覚悟が必要なのではないでしょうか。
こんなときだからこそ目と耳を開き、複雑な課題へと挑み続けようという心持ちを、子供たちが身に付けてくれたらいいな、と願っています。
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