吉沢が演じる栄一の魅力を大森は「冒頭部分の吉沢さんの演技を見て、早く2話やその先が見たくてたまらないという気持ちになりました。この大河ドラマを通じて“新しい吉沢さん”を見ることができたなと感じます。やはり、この年齢の役者さんを私は皆さん存じ上げているわけではないのですが、(吉沢さんは)ずば抜けて力強いんですよね。吉沢さんをお写真で見ると、とても素敵な人という印象だと思うのですが、すごく地に足のついた力強さがあって、吉沢さんが演じる栄一さんをずっと見ていたいなという印象でした」と振り返った。
そんな大森の言葉に対し、吉沢は「とてもうれしいですし、(大森さんに)そう言っていただけて安心しました」と笑顔を見せ、続けて「大森さんが書いてくださる栄一が本当に素晴らしいので、僕はすごく毎回楽しみながら演じています」と明かした。
大森の描く渋沢栄一について吉沢は「最初は『栄一ってこんな人だよね』と、栄一について調べてから、をある程度人物像を決めてからお芝居をしていたのですが、大森さんの脚本は“そういう所だけじゃないよね”や、“そう思っていてもできないのが人間だよね”といった、少しダサい部分だったり、人間臭さがすごく丁寧に描かれているなという印象があります。また、そうすることによって、栄一をより魅力的にしてくれているなと思いました。なので、そういう決め事は一度取っ払い、脚本にある言葉を丁寧に演じており、今はすごく自由にやらせてもらっています」と語った。
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