第2話では、真空、朔、太陽のシェアハウス生活が始まり、3人の軽やかなせりふのかけあいが行われた。料理の苦手な真空が朔に「女のくせに」と言われそうになったことにカチンときて、3人はこれから「くせに」を禁止とし、「くせにポイント表」を作ったことや、難病を告白した真空が患者一人一人の診療に時間をかけすぎて、多忙となることを朔らが心配する様子などが描かれた。
3人のやりとりを見るだけでも、真空はいい所へ来たな、と誰もが思えるほどほっこりとする。
ある日、「風邪かな」と診療所を訪れた次郎(半海一晃)が呼吸困難となり、真空は医師として診断ミスをしてしまったと呆然とする。次郎が命を取り留め、スマホから佐和子(水野久美)が留守電に吹き込んだ「森のくまさん」の歌が流れ、ほっとして泣きじゃくる真空にもらい泣きした視聴者も多かったのでは。
就任してすぐに、多くの村人から必要とされる真空の姿にはエールを送りたくなる。「先生」と呼ばれる職業であっても、鉄人のように完璧ではないし、弱い面もある。そこをしっかりと描いてくれる「にじいろカルテ」が、この先どんなドラマになっていくのか期待大である。
2月4日(木)放送の第3話では、ある日突然、虹ノ村診療所にいつもと様子が違う雪乃(安達祐実)が駆け込んでくる。「私は誰なんでしょうか?」と、真空のことも、自分自身のことも「何も分からない」という雪乃に、衝撃を受ける真空。
雪乃は3年前から“認知症”を抱え、何度もこんな日々を繰り返しながら生きていた。雪乃を探して診療所に駆け込んできた夫・晴信(眞島秀和)のことも、雪乃は誰だか分からないのであった。
“治らない病”に対してどう向き合えばよいのか、立ち尽くす真空だが、なぜか朔と太陽は落ち着いた様子。そんな中、雪乃の幼なじみである嵐(水野美紀)と氷月(西田尚美)がハイテンションで訪れ、そのまま真空と雪乃を連れて“ある場所”へと誘っていく。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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