4月30日(金)からスタートするドラマ10「半径5メートル」(毎週金曜夜10:00-10:44、NHK総合)に、芳根京子、永作博美らの出演が決定した。
「なぜ私はこんな思いをしているのだろう?」――世の女性たちが日々感じている違和感や生きづらさ。どうして一人で育児をしているんだろう。どうして知らないおじさんに説教されているんだろう。どうして最近、夫とご無沙汰なんだろう。
すごく個人的で、ニュースにもならず、名前もついていないような「半径5メートル」の感情や出来事。それを記事にできるのが女性週刊誌。ヒロインの若手編集者と、型破りなベテラン記者のバディが、どんな題材でも「わがごと」として取り上げ、女性読者の琴線に訴えていく。
週刊「女性ライフ」編集者・風未香(ふみか、芳根)は、芸能ゴシップを追いかける「一折(いちおり)」班で失態を演じ、生活情報など読者の身近な関心事を掘り下げる「二折(におり)」班に異動となる。そこで出会ったのは、名物ベテラン記者・宝子(たからこ、永作)。「事件」「スクープ」を慌ただしく追いかける一折班に比べ、二折班は一見ゆるく見え、中でも宝子の取材ぶりは一風変わっていた。
例えば、スーパーでレトルトおでんを買おうとした主婦が、見知らぬ男性から「おでんぐらい自分で作れ」と怒られたという話題では、宝子はジェンダー論にくみせず、なぜかコンニャク作りを始める。始めは何の意味があるのかさっぱり分からない風未香だったが、人とは違うアプローチから見えてくるものに次第に気が付き、宝子をメンターとして成長していく。
毎回ワンテーマ、身近な問題を取り上げ、「取材する側」の個人的事情や「もやもや」も交えて、さまざまな人間模様が描かれる。やがて風未香は、「半径5メートル」のネタから世の中を揺り動かしていく。
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