――栄利子の行動は次第に常軌を逸していきますが、理解できない女性特有の行動はありますか?
山田:小学生の時、高学年になるにつれてグループができはじめて「真歩ちゃんはAチームとBチーム、どっちのグループに入るか決めて」って言われたんですよね。どっちかじゃなきゃだめなの?一人一人と仲いいからグループに分かれなくてもいいじゃんって。
水川:学生時代は特に、団体の中で同調圧力というか、みんなと一緒じゃなきゃダメみたいな風習はありましたよね。個人としてすごくいい子だったり、本当はそんな考えじゃなかったりするのに、団体になるとなんで個がなくなっちゃうんだろう。私はグループ内でも個として存在して、意見できる人になりたい。
――お二人とも学生時代のお話ですが、愛憎渦巻く芸能界では…
水川:あったとしても言えないよね(笑)!でもね女性に限らず、ですよ。
山田:競争ばかりの世界に入り込んだら、あとは地獄しかないみたいな(笑)。誰と戦っているんだって感じですけど(笑)。多分自分が感じたくなくても、みんなあると思うんですよ。それを気にするか気にしないか。
水川:作中で栄利子も、会社の中で男性に負けじと頑張っていますし。
山田:翔子は、最初好きでやっていたブログが途中から他者との競争になっていくので、胸が苦しくなりました。
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