少年刑務所に入所している神田(黒田光輝)は、同室の犬山らと共に、過酷な環境ながらもだらだらとした緊張感の無い日々を過ごしていた。だがある日、神田は自分の祖母の体調が悪いことを知らされ焦りを感じ始める。
そんな中、神田は一匹の猫に導かれ、高い塀の上から垂れ下がっている一本のロープにたどり着く。そこには所長の蓮池が待っていて…。人間の弱さを軽やかに描くファンタジックストーリー。
「メロスは友情に厚く、誰からも愛される正義の男」。果たしてそれは本当なのか。王を怒らせたメロスの身代わりとして牢に入れられたセリヌンティウス(ヴァサイェガ渉)の視点から、「走れメロス」を解釈する異色作。
囚われの身となったセリヌンティウスは、見張り役の牢番と今まさに走っているはずのメロスについて、あれこれとやり取りをし始める。すると、いつしか二人の間には奇妙な友情が芽生えていき…。驚きのハードボイルド展開に!?
ある一族が経済、文化などすべてを取り仕切っている町。一族の中でも上位の階級に属する少年・カフス(小田将聖)とネクタイ(田村海琉)は、その立場を利用して学校でも教師に命令口調で接するなど、生意気な振る舞いを続けていた。
ある日、そんな二人の前に少女が現れ、一通の金色の封筒を差し出す。それは、特別な料理店への招待状で…。ちょっとかわいくて風変わりなSF学園ストーリー。
金もなく、特に目標や夢も見つからない若者・郷田(川﨑皇輝)は、人生に退屈するあまり、唯一興味のあることは「犯罪」だった。ある日、公園で謎の男から古ぼけた双眼鏡を渡された郷田は、周囲の人間を観察し始める。
そんな中、彼の目に留まったのが、乱暴な男にいいように使われ不幸にしか見えない女。この世に「殺してもいい人間」は存在するのか、郷田の苦悩が始まる…。 世界的な名作2作が絡み合う心理サスペンス!
「学校や世の中は不公平だらけ。俺たち二人は、それを打ち破るんだ!」 と威勢だけはいいが、どこかのんきな二人組・陸(安嶋秀生)と圭(檜山光成)。ある時二人は、ただ学校の屋上まで上ることを目的とした「階段部」を結成する。
「屋上に行けばきっといいことが起こるはず!」と、大した根拠もなく今日も校舎の階段を上り始めた二人だったが…。友情、進路、変わりゆく町。親友同士の会話が弾む、楽しくもほろ苦い青春物語。
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