昨年8月26日に公開以来、26週で興行収入243億円を突破(2月20日時点・興行通信社調べ)するなど、日本映画史上歴代2位となる記録を打ち立て、現在も全世界で大ヒット公開中の「君の名は。」。
同作で一躍世間の注目を浴びた新海誠監督の作品「言の葉の庭」('13年)が3月3日(金)深夜3時25分から、「秒速5センチメートル」('07年)を3月17日(金)の深夜3時25分から、それぞれテレビ朝日地上波(関東ローカル)で放送することが決定した。
さらに、無料インターネットテレビ局・AbemaTV内の「アニメ24チャンネル」では、3月4日(土)に「雲のむこう、約束の場所」('04年)、「言の葉の庭」の2作品を、3月18日(土)には「星を追う子ども」('11年)、「秒速5センチメートル」の2作品、計4作品を一挙放送する。
風景描写の緻密(ちみつ)さや美しさ、擦れ違う男女の物語を題材にリアリティーのある心情を描写することで定評のある新海監督。社会現象になった映画「君の名は。」へとつながる代表作の数々で3月は“新海ワールド”を堪能しよう。
'13年公開。新海監督が原作・脚本・監督を手掛けた男子高校生・タカオと、年上の女性・ユキノの淡い恋の物語。
【あらすじ】
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、独り缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。2人は約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。
居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物うげに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。
'07年公開。1人の少年を軸にして描く『桜花抄』『コスモナウト』、そして表題作『秒速5センチメートル』の3本の連作アニメーションからなる作品。新海監督の作品の中でも根強いファンの多い人気作だ。
【あらすじ】
小学校の卒業と同時に離れ離れになった遠野貴樹と篠原明里。2人だけの間に存在していた特別な思いをよそに、時だけが過ぎていった。そんなある日、大雪の中、ついに貴樹は明里に会いに行く…。
貴樹と明里の再会の日を描いた『桜花抄』、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた『コスモナウト』、そして彼らの魂の彷徨(ほうこう)を切り取った表題作『秒速5センチメートル』3本からなる連作アニメーション作品。
AbemaTVの「アニメ24チャンネル』でも新海監督の作品を一挙放送。地上波テレビ朝日で放送する「言の葉の庭」「秒速5センチメートル」の他、'04年に公開された新海監督初の長編作品「雲のむこう、約束の場所}と'11年に公開されたファンタジー要素の強い「星を追う子ども」の計4作品を2週にわたって放送する。
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