須田亜香里、初の映画主役は“ピッタリ”と周囲から好評も「どう見えてんの私!?とは思いますよね(笑)」

2021/02/05 12:00 配信

映画

「劇場版・打姫オバカミーコ」で映画初主演を務める須田亜香里にインタビュー※ザテレビジョン撮影

2月5日(金)より、須田亜香里(SKE48)主演の映画「劇場版・打姫オバカミーコ」が公開。同作は片山まさゆきの同名漫画が原作で、須田は主人公の駆け出し雀士・丘葉未唯子(おかば・みいこ)を演じ、未唯子の師匠となる波溜晴(なみだめ・はる)役を現役Mリーガーでもある萩原聖人が務める。

未唯子がプロ雀士として成長し、波溜と共に最強のライバルに挑む姿や、師弟である二人の恋模様をコミカルに描く同作。今回は須田にインタビューを行い、初主演映画の撮影の様子や周囲から「ピッタリ」だと言われたという未唯子のキャラクターなどについて話を聞いた。

初の本格的な映画撮影に「現場に行くので精いっぱいな感じ」


――「痛快TV スカッとジャパン」に出始めた頃(2016年)のインタビューから「映画に出たい」とおっしゃっていましたが、実際にオファーが来た時の心境はいかがでしたか?

「え? 本当にいいんですか?」っていう感じでした。映画館の大きなスクリーンで映画を見ているときに「ここに自分が映ったらどんな感じになるかな?」みたいなことはずっと気になっていたので。

でも、まさか主演だとは思わなかったです。そんなぜいたくなことは考えたことがなかったし、主演になるような女優さんって透明感があって、普段からかれんなイメージがあったので、SKE48でもそんな正統派なキャラクターでやってきた訳じゃないし、「私みたいな泥だらけになっているような人が、いいんですか?」って(笑)。

――撮影が終わった時は、達成感などはありましたか?

本当に毎日朝から夜遅くまでギュッと撮っていて、1日1日ついていくのに必死だったので、終わった時は「全部できた!」って思いました。お芝居に関しては本当に不慣れ過ぎて、「こんなにたくさんセリフがあって、私はこれをどうしたらいいんだろう」って、最初はどうやってこれを日々撮っていくのだろうと思っていたんです。

とにかく食らい付いていくしかないので、自分のも他の人のもセリフを全部レコーダーに録音して、家の中でずっと再生していたり、私なりに不安要素を現場に持ち込まないためにはどうしたらいいんだろうっていうのを日々考えて、手探りでやっていました。

印象的だったのは、現場で私が「今のでよかったのかな?」ってぼそぼそ言っていたら、萩原さんが「自分が納得するしないよりも、監督が『OK』って言ったらそれがOKなんだよ」って言ってくださって。

すごくシンプルだし、本当にその通りだなって思いましたし、監督を信頼してついていくという意味、監督への敬意につながることであると教えてもらえたので、その考え方で私も信じてついていこうと思いました。

萩原さんの言葉を信じて、監督を信じて、「OKが出たということは、これでいいんだ」と思って、クヨクヨせずに前に前に進んでいった感じですね。

――映画での演技は初めてとはいえ、これまでにAKB48グループのドラマや舞台などには出ていましたよね?

セリフなかったですから!(笑) 「マジすか学園」を今までの出演歴に書いていただくことが多いんですけど、セリフがなくてなくて…。

――ボリュームが全然違うと。

「マジすか学園」の時は本当に「おう!」くらいで、台本で1行もないくらい、1話通して6文字あったらいい方でした(笑)。

「豆腐プロレス」も最初の撮影シーンで「入会希望の方ですか?」みたいなセリフが一言だけあったんですけど、現場に行ってみたら私のセリフじゃなくなっていて。すごい悔しかったけど、何も抗えないから「分かりました」って、ただその日できることに徹したって感じでしたね。

今まで“現場”は経験してきて、お芝居もしましたけど、(今作は)現場に行くので精いっぱいな感じで、セリフがこんなにあるお芝居はなかったですね。