――収録を終えてのご感想をお願いします。
ナレーションは「いろいろやってみてください!」というご指示もあったので、ドーンと叫んでみたり、ちょっとナヨナヨした感じでしゃべってみたりと、自分なりに遊ばせていただきました。ただ、「ちょっとやり過ぎです(笑)」と言われてしまった部分もあります(笑)。ナレーションを聞いて「ジェラシーって怖いな…」とゾワッとしていただけたらうれしいです。
――スタジオでは、“嫉妬する同業者”についてトークが展開されます。モデル界やバラエティー界、芸人界などで嫉妬したエピソードが語られますが、平川さんが声優界で感じたジェラシーはありますか?
オーディションのお話をいただいて受けに行くんですけども、「この役すごくやりたいな」と思っても一つの役に受かるのは1人だけですから…。「○○さんに決まりました!」という発表を見たり、オンエアが始まってキャストを知ったりするときは、やっぱり悔しいなと思います。お芝居を拝見すると「この方になるよね…」「やっぱりそうだよね…」と納得するんですけど…。
――オーディションで残念な結果だったとき、その作品はご覧になりますか?
見るときもあるし、見られないときもあります(笑)。その方のお芝居を見ることで「自分だったらこういう感じでやるつもりだったけど、こういうやり方が求められていたのか~!」と、ジェラシーというよりは反省だったり、新しい引き出しを作るための情報収集にもなるので。でも、「悔しいから見ない!」ということもあるし、見たいけど見られなくて、何年も経ってから見ることもあります(笑)。
――番組では、「ママ友界のジェラシールールブック」や「乃木坂46の暗黙のガールズルール」が公開されます。声優界に潜むジェラシーへの対処法はありますか?
どうなんでしょう?(笑) でもやっぱり、みんな本気で役を取りに行っているし、魂を込めてお芝居をしているので、ジェラシーを前向きに捉えているんじゃないかなと思います。今はなかなか集まって収録することが難しいんですけど、「すごいパンチ来た!」「こんな面白いお芝居出してきた!」「負けねーぞ!!」って、お互いの芝居に影響を受けて、前のめりなジェラシーを原動力にしてセリフをぶつけ合っている気がしますね。
結果として、見てくださる方が楽しんでくださったり、「作品が面白かった」と言ってくださることが僕らにとって一番うれしいことなので、ジェラシーをポジティブに捉えていけたらと思います。
――最後に、番組を楽しみにしている皆さまへメッセージをお願いします。
「世の中には本当にたくさんのジェラシーが渦巻いているんだな…」というのがビシビシ伝わってくるVTRがたくさんありました。皆さんに「すごいな~!」「ハハハ!」と笑ってもらえるような感じになればいいなと思いながらナレーションをさせていただいたので、ぜひ笑顔でご覧いただけたらうれしいです。すごいですよ~、人間のジェラシーは…(笑)。
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