2月6日放送の「KinKi Kidsのブンブブーン」(フジテレビ) では、ゲストに安藤政信が登場。特殊メイクに挑戦する中で、堂本光一が行ったメイクの仕上がりに、安藤が「根っからのエンターテイナー」と感心する一幕があった。
オープニングでは堂本剛と安藤は1998年放送のドラマ「青の時代」で共演した仲だと紹介し、約20年ぶりの再会を喜んだ。今回は安藤のリクエストで、特殊メイクデザイナーの藤原カクセイさんのアトリエを訪問した。藤原さんに会いたい理由について安藤は「今度、映画監督をするんだけど、その作品の中でワンシーン、特殊メイクが必要なシーンがあって。そのシーンでぜひ藤原さんにぜひお願いしたい」と語り、剛も「テレビの力でいきましょう!」と後押しした。スタッフによれば、藤原さんは約20年ぶりにテレビ出演を引き受けてくれたという。
一行は、藤原カクセイ事務所、株式会社ダミーヘッドデザインズを訪れた。堂本光一が「なんでまた今回引き受けてくださったんですか?」と聞くと、安藤さんは「最初断ろうかなと思ってた(笑)。お話聞きましたら安藤さんからのお願いでこちらの方にというお話だったので」と経緯を明かした。安藤は「『アイアムアヒーロー』の映画の特殊メイクを見たときに、僕でいうとゾンビ映画が好きなんですけど、本当にカッコいい」と思いを伝えた。
実際に「アイアムアヒーロー」で使われた造形を前に、作業工程などの話を聞いた3人。型取りは人体用シリコーンなどの素材を使って行うが、型取りをしてもその人っぽく見えないケースもあり、髪型や肌の色味を細かく塗るなどして似せていくと言う。「(昔は)工程を重ねなくても再現できたんですけど、4K、8Kとなかになると結構細かくやらないといけない」と藤原さん。光一が制作期間を聞くと、死体の作り物一体で最低2週間ほどかかると明かした。
その後はアトリエで、コーンフレークを使ったかさぶた風メイクなど特殊メイクの技法を学び、番組後半は初心者でも扱える特殊パーツを使って、3人が特殊メイクに挑戦した。
ダンボールを被って登場した3人。まずは剛から披露。剛は「あの伝説の部族が3千年の時を経て蘇った。その部族の名はアルファベットのT。Tの部族」とテーマを説明してメイクを披露。額から眉間にかけて「T」の字を赤く刻んだメイクで「私たちを等々お前たちは怒らせた」とセリフを交えて紹介。藤原さんは「バックボーンを感じます」と褒めた。
続いて光一は「いまクマをさ、クマをぶっ倒してきたんだけどさ、家帰ったらかみさんにやられたんだよ!」と演技をしながら披露。額に大きな傷と頬に3本の線が入ったメイクを施した。安藤は「根っからのエンターテイナーだなっていうか。振りもそうなんだけど、ちゃんと視聴者に向けてわかりやすく見せるというやっぱプロフェッショナルだなと思いました」とコメント。藤原さんも「SHOCK!って感じ」と称賛した。
最後に安藤がメイクを披露。テーマについて「ゾンビ映画に必ずある、人間と人間じゃなくなる瞬間の境界線があって」と語り、目薬をもう一回さしたいと、背を向けて最後の仕上げに。安藤の目から血のりの目薬が垂れる本格的なメイクを披露。光一は「痛くないの?」と気遣うと、「ゴロっとはする」と安藤。ダニー・ボイル監督の映画「28日後…」のワンシーンを参考にしたと語った。
剛は「かなりリアルっていうか…」と語れば、光一も「目がこういくとちょっと怖さが…」とメイクの迫力に驚いた様子。安藤は「光一くんみたいに楽しませる方向じゃなくて…」と自虐的に語り、剛は「いいなぁこの手があったか」と感心していた。最後に、光一が「今日このまま帰ったら?」と勧めていた。
視聴者からは「3人の個性が光ってたゾンビメイクで楽しかった」「安藤政信さんと映画でのコラボ実現して欲しい」「安藤さんの目薬を心配するキンキ、優しいですね」などの反響が寄せられた。
「KinKi Kidsのブンブブーン」次回放送は2月13日(土)。ゲストに高畑充希が登場する。
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