芳根京子、“永遠の命”を得た女性役に!石川慶監督最新作で主演「新しい発見のきっかけになっていただけたら」

2021/02/09 08:00 配信

映画

芳根京子主演映画「Arc アーク」のティザービジュアル(C)2021映画『Arc』製作委員会

芳根京子が、人類で初めて“永遠の命”を得た女性の人生を描く映画「Arc アーク」で主演を務めることが分かった。「蜜蜂と遠雷」(2019年)などで知られる石川慶監督のメガホンで、芳根が17歳から100歳以上を生き抜く女性を演じる。また、公開日、特報映像とティザービジュアル、場面写真、共演者も解禁となり、寺島しのぶ岡田将生倍賞千恵子風吹ジュン小林薫の出演が判明。主演の芳根は「見てくださった方も、自分の人生を今までとは少し違う角度の視点から感じられるような、新しい発見のきっかけになっていただけたらうれしいです。たくさんの方に届きますように」とコメントを寄せた。

同映画の原作は、2011年に発表した短編「紙の動物園」で、その年の最も優れたSF・ファンタジー作品に与えられる3大賞として知られる、ネビュラ賞、ヒューゴー賞、世界幻想文学大賞の3冠を制覇するという史上初の快挙を成し遂げた奇才ケン・リュウの短編小説「円弧(アーク)」。

物語の舞台は、“そう遠くない未来”。放浪生活を送っていたリナは、師となるエマと出会い、彼女の下で「ボディワークス」という仕事に就く。

それは、最愛の存在を亡くした人々のために、遺体を生きていた姿のまま保存できるように施術(プラスティネーション)する仕事。エマの弟・天音はこの技術を発展させ、「不老不死」を完成させる。

リナは不老不死の技術を受けた世界初の女性となり、30歳の姿のまま永遠の人生を生きていくことになる。

リナに扮(ふん)するのは、映画「累 -かさね-」と「散り椿」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、若き実力派女優としてさまざまな役を体現する芳根。2月11日(木)には最新作「ファーストラヴ」の公開も控えている。

過去には連続テレビ小説「べっぴんさん」(2016-2017年、NHK総合ほか)のヒロインとして、女性の半生を演じきった経験はあるが、今作では1人の女性の17歳から100歳以上を生き抜くという、キャリア史上最難関の役どころを持ち前の演技力で体現する。

その他、リナが勤めるエターニティ社の責任者・エマ役に寺島、エマの弟で天才科学者である天音役に岡田が決定。さらに、物語の重要なカギを握る人物を倍賞、風吹、小林が演じる。

このたび解禁された特報映像は、斬新な衣裳に身を包んだリナ(芳根)が、舞うような美しさとキレのある動きでボディワークスに挑むシーンから始まる。

そして、不老不死を現実のものとした天音(岡田)の会見の様子が描かれ、リナは人類初の永遠の命を得る女性となる。

美しい旋律に乗せ、リナの苦悩や彼女を取り巻く人々との幸せな様子が圧倒的な映像美で収められている。

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