OVA「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」イベントに柿原徹也、下野紘、櫻井孝宏が登場

2009/11/01 17:31 配信

芸能一般

イベントに登場した下野紘、柿原徹也、櫻井孝宏(写真左から)(C)車田正美・手代木史織/秋田書店・TMS

「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)にて連載中の「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」のOVA第2巻に収録されている第3話・第4話、第3巻に収録されている第5話・第6話のスクリーン上映&トークイベントが18日、神奈川・TOHOシネマズららぽーと横浜にて開催。メーンキャストを務める柿原徹也、下野紘、櫻井孝宏と、主題歌を担当している生乃麻紀が出席した。

本作は車田正美原作、手代木史織漫画による「聖闘士星矢」の新シリーズ。星矢たちの時代よりも、200年以上前にさかのぼる18世紀のイタリアから物語が始まっている。日本人の血を引く、ちょっと乱暴だが正義感の強い主人公・テンマ(声:柿原)と、絵を描くことが好きな心優しいアローン(声:下野)は、性格は正反対だが仲のいい友達だった。独自で小宇宙(コスモ)を体得し、聖闘士(セイント)となるべく修行に出たテンマ。一方、アローンは、そのあまりに清らかな心故に冥王ハーデスが転生するための肉体に選ばれ豹変(ひょうへん)してしまう。その真実を知ったテンマは嘆き悲しみ、強くなってアローンを取り戻すと心に誓う。地上の平和を乱すハーデス軍に、テンマたち女神アテナ(=サーシャ、声:平野綾)の聖闘士はどう戦っていくのか?

第3話でテンマがアローンによって冥界(死後の世界)に突き落とされてしまったシーンに対して、柿原は「原作を読んでいたので心構えはしてたんですけど、やはり親友に殺されてしまうのは演じていて苦しかったです。アローンの親友を殺した後の表情も見ているのがつらかったですね」と心境を明かした。さらに、今後もアローンを担当するにあたって、「男の子はみんな聖闘士星矢が大好きなので、演じられるのがうれしいって役者さんがそろっています。展開は原作に忠実に沿っているので、原作を読んで楽しんでいる方は、よりアニメの方で楽しんでもらえると思います。早くアローンを優しいころの表情に戻したいです」と意気込んだ。

また、優しいアローンと非情なハーデスを演じ分けていると話した下野からは、「ハーデスに変わってからアローンはいなくなると考えていたんですけど、手代木先生が“今はまだアローンの部分も残っている”と言っていました。でも、アローンもハーデスの考え方に賛同しているいるので、結構ハーデスに任せてます」とアローンの今後を気にさせるコメントが飛び出した。

一方、第5話・第6話でアルバフィカ(声:神谷浩史)と死闘を繰り広げた、冥界三巨頭の1人・天貴星(てんきせい)グリフォンのミーノスを演じた櫻井は「ミーノスは彼なりの信念や論理があるので、単純に“悪いやつ”というふうにはしたくなかったです。どちらかといえば美しく見えるような。はかなかったり、切なかったりという感じで。相手が神谷さんだったので、格好よくありたいなと思いました」とコメント。また、神谷との共演について聞かれると、「神谷さんは本当にストイックなので、技1つの出し方まで突き詰めてました」とアフレコ現場のエピソードも明かした。

ほかにも、生乃麻紀による主題歌「花の鎖」の生披露、神谷浩史からのビデオレター「アルバフィカからの挑戦状」でアルバフィカにちなんだクイズが出題されるなど、作品・声優どちらのファンにも楽しめる内容となった。

最後に、下野は「これから闘いがますます激しくなっていきます。お亡くなりになる方(キャラクター)もいたりしますが、また登場するということもあると思いますので、“あっ、お亡くなりになられた。残念…”とは思わず、アローンとテンマの友情がどうなっていくのか最後までお付き合いお願いします!」とメッセージを寄せ、イベントを締めくくった。