大倉忠義が主演、広瀬アリスがヒロインを務めるドラマ「知ってるワイフ」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)。本作を手掛ける編成企画・狩野雄太氏と貸川聡子プロデューサーが取材に応じ、制作秘話や今後の見どころを語った。
韓国で放送された同名ドラマをリメークした本作は、夫婦関係に悩む主人公がタイムスリップで妻を入れ替えたことにより、“本当に大切なことは何なのか”を模索するファンタジーラブストーリー。大倉は主人公・剣崎元春を、広瀬は元春の妻であり、元春がタイムスリップした後は同じ銀行で働く部下・澪を演じる。
――「知ってるワイフ」の制作にあたって、一番伝えたかったメッセージはどんなことですか?
貸川:パートナーシップに関する作品を作りたいというところから企画が始まりました。そこから、“相手も大事だけれども、相手とどう関係を結ぶかは自分次第”というテーマを持って本作を制作しました。
狩野:パートナーシップがテーマなので、“誰かと生きていく上で大事なことってなんだろう”ということが最終話で分かるようになっていると思います。
――放送がスタートしてからしばらく経ちますが、反響としてはいかがでしょうか?
貸川:夫婦関係がすごくリアルだということと、元春が最低だという二つの意見が多いようです(笑)。でも、そんな男性を描いてやろうというふうにスタートしたわけではなく、人生を変えたいとまで思い詰める主人公が、どう行動すればよかったのか、何が原因だったのかに気付いて変化していくという“旅”を描いています。そのために、(元春が)気付く前、気付くきっかけということに触れると、結果、「全然何も分かってないじゃん!」という怒りを呼ぶかたちになったのかなと思います。
狩野:褒めていただける記事なども見かけるので、ありがたいです。もっともっと多くの方に見てもらいたいなと思います。でも、貸川さんが言っていたように、予想以上に視聴者の方が物語の中に入り込んでくださっているからか、「主人公はクズ野郎だ」という熱狂的な発言もネットでも見かけるので(笑)、でも楽しんで見ていただけているのかなと思っています。
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