高畑充希演じる内科医・紅野真空が、病を抱え東京から逃げるように移り住んだ山奥の虹ノ村で、人々との交流や命の輝きに触れ、大切なものを取り戻していくヒューマンドラマ「にじいろカルテ」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)。
真空が勤める虹ノ村診療所で、看護師・蒼山太陽(北村匠海)と共同生活をしながらチームを組む外科医・浅黄朔を演じている井浦新に、役への思いや撮影現場の様子をインタビューした。
――朔は外科医として、また最年長として診療所のリーダー的存在です。この役をどのようにとらえていますか?
3人の中では比較的、過去に明確な何かが起きて、それを抱えている役というところです。そこに引っ張られて演じるならちょっとミステリアスな感じかな、と思っていたんですが、撮影に入ったらいわゆるミステリアス系キャラではない方向に行ってしまっているので、正直、僕もどんな役なのか、今、分からない(笑)。でも毎回、3人でお芝居をするたびに、どんどん役が育って進化していく感覚を得ているので、自分自身も自由になっていく感覚があります。大変なんですけれど、とてもやりがいがあって楽しいです。
――作品全体や、岡田惠和さんが手掛けた脚本に対してはどう感じられますか?
脚本を読んだ印象は、とにかく明るくて温かい作品だな、と。岡田さんの視点ももちろん、それに加えて深川栄洋監督の演出がまた、いい化学反応を起こしていってるんですよね。本当に優しい気持ちになれる、こういう時代に必要とされるような作品だと思うんですが、そこに、監督の演出でいい意味で刺激物というか、スパイスがどんどん入ってきているので、見ている皆さんにどう届いているのか、反響を聞くのが楽しみです。物語の行き先も、どういう所に着地していくのかが見えなさ過ぎてワクワクしています。
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