民放キー局5局とNHKが、東日本大震災から10年を機に防災プロジェクトを実施する。プロジェクトの目的は、未来の命を守るため、過去の経験から学び、明日へつなげること。あの体験を風化させず、次の世代へメッセージを伝える。共通のテーマ「キオク、ともに未来へ。」の下、各局がニュース企画やドキュメンタリー番組などを制作。企画開発から番組制作まで、局の垣根を越え、協力して進めていく。
未曾有の災害を決して忘れず教訓とするため放送してきたシリーズ「わ・す・れ・な・い」(フジテレビ系)。津波の挙動と人々の避難行動を膨大な映像と証言を基に、詳細な時系列に沿って検証。命を守るための行動を導き出してきた。分かったのは「一つとして同じ津波はない」ということ。
今回は、10年間で検証してきた14の市町村を襲った津波を改めて検証し、入手した200を超える映像にNHKなど各局の映像を加え、新たな証言も交えて津波の全容に迫る。
各局の震災関連の映像素材の共有や、記者・アナウンサーなどによる取材協力を行い、被災地の系列局の協力を得ながら、各局でテーマに沿ったVTRを制作し放送する。なお、各番組はTVerでの配信も予定している。
また、3月6日(土)~3月31日(水)のプロジェクトの期間は、日本赤十字社・中央共同募金会への募金を呼び掛ける。
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