堂本光一(KinKi Kids)が作・構成・演出・主演を務めるミュージカル「SHOCK」が、2月12日昼5:30公演で上演1800回を達成。終演後にカンパニー一同が登壇する会見が行われ、堂本が感謝を述べた。帝劇史上最年少座長を務めた2000年の初演以来、20年4カ月で節目となる上演1800回を達成した同作。震災、事故、新型コロナ禍などを乗り越え、現在はニューノーマルに対応した新作「Endless SHOCK -Eternal-」として上演されている。
演劇では森光子さんの「放浪記」2017回が燦然(さんぜん)と輝くが、ミュージカルの1800回は前人未到。代役なしで単独主演記録1位を更新し続ける堂本は、「正直今日が1800回だということは忘れてたんですけど」と笑いながら、「世界中が共有する困難の中、模索できていることのはみんなの力があるからこそ」と感謝。
演出家として「当時21歳の若造を、自分だったらこのステージに立たせない(笑)。サポートし続けてくださった皆さんに感謝しかないし、責任をすごく感じます」と語った。
この1800回にジャニー喜多川氏はどんな言葉をかけてくれるかと問われ、堂本は「Youにカレーうどん食べさせようと思ってたんだけど、いつの間にかなくなっちゃったんだよ! どうする光一!」と物まねし、新型コロナ禍で閉店が続く帝国劇場周辺の飲食店にも思いをはせ、「劇場の中だけじゃないいろいろなつながりの歴史があるし、これからも新しいつながりができてくると思う」と期待を寄せた。
そして「僕たちは何て大変な、怖い仕事を選んだんだろうと思いませんか?」と共演の前田美波里とうなずき合い、「その怖さがなくなったときが一番よからぬときなんですけどね」「舞台には魔物がすんでいると言いますが、この幸せな感覚は言葉では表せないし、申し訳ないけど皆さんには分からないと思う」とほほ笑んだ。
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