世界的な人気を獲得したBTSをはじめ、SEVENTEENや「PRODUCE 101 JAPAN」を経てデビューしたJO1など、近年勢いを増し、日本はもちろん世界中で存在感を見せているボーイズグループ。1月21日には、韓国のボーイズグループ・TREASUREが3月31日(水)にアルバム『THE FIRST STEP : TREASURE EFFECT』で日本デビューを果たすことが発表された。
TREASUREはBIGBANGやBLACKPINKらが所属するYG ENTERTAINMENT(以下、YGエンタ)の新人ボーイズグループで、2020年は「2020 Asia Artist Awards」「Korea First Brand Awards」「2020 Mnet Asian Music Awards」「第35回ゴールデンディスクアワード」など、多数の授賞式で新人賞を受賞した。
そんな期待も実績を早々と兼ね備えた彼らの魅力とは一体何なのだろうか。K-POPに詳しいライターの坂本ゆかり氏が、日本デビューを前にTREASUREを解説する。
TREASUREは韓国のYGエンタがBLACKPINK以来4年ぶり、ボーイズグループとしてはiKON以来5年ぶりに送り出した12人組ボーイズグループ。「PRODUCE 101」を筆頭に韓国でブームとなっている“オーディション番組”から誕生した。
彼らを輩出したオーディション番組は、YGエンタの練習生29人が参加した「YG宝石箱(YG TREASURE BOX)」(2018~2019年)。今や韓国のオーディション番組に韓国で練習生生活を送る日本人が参加することは珍しくなくなったが、「YG宝石箱」では、4つに分けられたグループの一つに「グループJ」という日本人練習生7人の組が設けられたのが特徴的な出来事だった。
「グループJ」メンバーはYGエンタの練習生ではあるが、日本法人のYG ENTERTAINMENT JAPANでトレーニングを受けてきたというのは、今までになかった形だ。さらにその中から4人もの合格者を出していることからも、日本でのトレーニングレベルの高さがうかがえる。
また、惜しくもTREASURE入りを果たせずYGエンタを去った練習生の中からも、イ・ビョンゴンとキム・スンフンがCIX、カン・ソクファがWEi、キム・ジョンソプがP1Harmony、コータローが日本のグループDiavoのメンバーとしてデビュー。日高真宙とワン・グノ(王君豪)がBUGVEL、キル・ドファンと慶太がCiipherのメンバーとして今年デビュー予定と、多くのデビューメンバーを生み出していることからも、実力のある練習生がそろっていたことが分かるだろう。
ではここからは、晴れてTREASUREのメンバーになった12人を見ていこう。
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