大阪府の女性からの依頼「寄生虫“ギニアワーム”を返せ!」を澤部佑が調査。現在、産婦人科医として働いている依頼者は、1997年から10年ほど、青年海外協力隊としてアフリカの奥地で活動していた。
当時、アフリカではギニアワーム感染症(メジナ虫症)という疫病がまん延し、患者数は数百万人にも上り、依頼者は治療のサポートに携わったという。その際、集めたギニアワームを400匹ほど水筒に入れて日本に持ち帰ってきた。
すると、帰国してすぐに、どこで聞いたのか日本の偉い先生方から「ぜひギニアワームをおすそ分けしてほしい!」という連絡が山ほど来てしまい、言われるがまま26人の先生方に気前よくギニアワームを送ってしまった。
だが、実はそのギニアワームは今絶滅寸前。来年あたりにはきっと世界的ビッグニュースになるはずで、今から思うと、とんでもなくもったいないことをしてしまったと後悔しているという。
もうこの世から絶滅してしまう、とてもレアな寄生虫で、依頼者が医師を志すキッカケにもなった人生を変えたギニアワームを、もし出来ることなら1匹でも返してほしいが、一人では偉い先生方に「自分があげたものを返せ!」とはとてもお願いできないという。
現在、1匹100万円はするであろう貴重な寄生虫を取り戻すために力を貸してほしいという依頼に、澤部が応える。
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