元アイドリング!!!・遠藤舞が初の書籍を発売「アイドルのネガティブイメージを変えたい」

2021/02/19 12:00 配信

芸能一般 インタビュー

初の書籍「若いカワイイからの卒業」を上梓した元アイドリング!!!の遠藤舞撮影=石塚雅人

元アイドリング!!!のリーダー“まいぷる”こと遠藤舞が初の書籍「若いカワイイからの卒業」を2月19日(金)にリットーミュージックより発売。noteでの連載に書き下ろしも加え、アイドル時代の裏話や芸能界引退後の経験、恋愛や結婚について、また整形やピルといった女性ならではの話など、盛りだくさんな内容になっている。そんな書籍を書き上げた彼女に話を聞いた。

Amazonで分類されるジャンルが見るたびに変わってます


――まずは、noteで連載を始めたきっかけから教えてください。

元々、文章を書いてみたいなっていうのはあって。自分の今までの経験の蓄積が地上波のテレビ番組に出たりとか、それなりに稀有な方かなと思って、それを伝えてみたいなと思った次第です。

――それがファンの方も知る人ぞ知る、遠藤さんのソロシンガー時代のバンド”えんどうさんと(株)リットーのひと”の手で書籍化されることに…。

覚えてる人いますかね、それ(笑)。これが本になっちゃっていいのかなっていう感じでしたよ。でも、私にとって本を出すっていうのはかなわない夢だと思ってたので、うれしかったですね。

――タイトルを見たときはアイドルのセカンドキャリアについての本かなと思いましたが、それ以外にもいろいろと書かれてますね。

多ジャンルな内容ではありますね。アイドル時代から時系列的に、今まで話してなかったことも書いてあるので。アルバイトの話は当時、事務所に禁止されてたのを内緒でやってましたからね(笑)。もう誰からも怒られないだろうと思って、書いちゃいました。ミシュランに載った店や、キャバクラの受付の仕事はいろいろ面白いものもちょっとずつ見れましたね。長い間、続けようとは思いませんでしたけど(笑)。

――書店ではタレント本として扱われると思いますが、他にもどんなコーナーに置かれるのかなというのは興味深いですね。

私もめっちゃ、それは思います。ありがたいことにAmazonの予約のベストセラーランキングに入れていただいたんですけど、見るたびにジャンルが変わってるんですよ。若者文化だったり、恋愛婚活だったり、サブカルチャーだったり、毎回変わってて。そのおかげで、 いろんな方の目に触れる機会があるのはありがたいなと思います。

――自己啓発本的な捉え方もできますし。

あまりそこを前面には出そうとは思わないですけど、そういう部分もありますね。メッセージ性のある内容にはしたいなとは思っていたので。ジャンル的にひと言で言うと…エッセーですかね。

――アイドル時代の「嫌われる握手、好かれる握手」は、何となく想像がついていながらも、直接聞くことのない貴重な話だなと思いました。

やっぱりお互いに気持ちよく過ごしたいじゃないですか。嫌われようとして握手会に来る人はいないと思いますけど、緊張で舞い上がっちゃったりするとアイドル側にはこう見えるよっていうことを、自分がその場にいた身として今の現場がより良くなるようにと思って書いてみました。逆にこんなことしたら嫌われるかなとか、そんなに気にしなくてもいいよっていうことも含めて。

――ファンの方から生きたクワガタをプレゼントされたという話はnoteの時から話題になってましたね。

知り合いづてに聞いたんですけど、あるアイドルのプロデュースをしている方が『この文章面白いから、お前たちも読んでおけ。地上波のテレビに出られる人っていうのはこういう面白い文章が書ける人なんだ』って言ってたらしくて、光栄だなと思いました。そちら方面でも好評らしいので、ぜひ読んでください(笑)。

――何はともあれ、作家デビューということになります。

Wikipediaの肩書き増えますかね(笑)。自分のことで忘れてることが多くて、たまに見ると更新されてるので。またちょっとチェックしてみます。

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