部屋で一人カレンダーを眺める真空(高畑充希)は、もうすぐ母親の誕生日であることに気が付く。いい加減、自分の病のこと、そして虹ノ村で暮らしていることを伝えなければと思うが、何度もメールを打っては消し、打っては消しを繰り返してしまう。
ある日、雪乃(安達祐実)の記憶を確認する定期診察の日がやってくる。自分の年齢、簡単な引き算、野菜の名前などの記憶テストを行うも難なく答える雪乃だったが、「こんな簡単な質問が、答えられなくなる日がくるのかな…」と不安な表情をふと見せる。
そこへ突然、泥だらけの日向(中野翠咲)が飛び込んでくる。息絶え絶えに「お母ちゃんとじいちゃんが…」と告げる日向。真空、太陽(北村匠海)、朔(井浦新)は慌てて診療所を飛び出し緑川家に向かう。そこで嵐(水野美紀)、日出夫(泉谷しげる)が倒れているのを発見する。
一方、日向を預かってほしいと頼まれた氷月(西田尚美)は大喜びするが、その様子を見た霧ケ谷(光石研)は少し複雑な表情を浮かべる。
そんな中、診療を終えた真空が突如倒れてしまう。離れて暮らす娘から母親へ、一つ屋根の下で暮らす義理の父親から義理の娘へ、いま伝えたいことがある。真空は、母親に“真実”を伝えることができるのか。
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