ディズニー・アニメーションの最新作「ラーヤと龍の王国」(3月5日[金]公開)の舞台となる“龍の王国”クマンドラについて、同作のプロダクションデザイナーが解説してくれた。
「ラーヤと龍の王国」は、“龍の王国”を舞台に繰り広げられる少女・ラーヤの戦いと成長を描く、壮大なスペクタクル・ファンタジー。
主人公のラーヤは、幼いころのある出来事により父を失い、他人を信じることをやめて、たった1人で孤独に生きてきたヒロイン。彼女が住む“龍の王国”クマンドラは、かつては聖なる龍たちに守られ、龍と人とが共存する平和な王国だったが、突如現れた邪悪な魔物ドルーンとの戦いによってすべての龍たちが犠牲となり、姿を消した。
さらに、残された人々は信じ合う心を失い、王国は分断されてしまう。彼女は世界の危機を前に、バラバラになった世界を再び1つにするため、王国の“最後の希望”として1人旅立つこととなる。
ラーヤが旅をする“龍の王国”クマンドラは、ラーヤの祖国であり、平和と魔法に満ちて繫栄している国「ハート」、水に囲まれたパワフルで繁華な国「ファング」、よそ者を信用しない人々が暮らす島国性の強い人里離れた国「スパイン」、5つの国が交差しているせわしい市場「タロン」、水の減退によって孤立がさらに深まっている遠方の砂漠の国「テール」の5つの国に分かれている。
このクマンドラを描くリサーチのため、東南アジアへのリサーチ旅行を行ったという本作のプロダクションデザイナー、ポール・フェリックスは「ハートの国は龍との関りが深く、その龍は水との関りが深いため、建物や部屋などの様相は、しずく状のイメージが強く…丸みがあります。一方でファングの国ではパワーがすべてなので、建造物もパワフルで特大です」と、その特徴について語る。
解禁されている本予告映像でも確認できるこの5つの国は、それぞれに特色がはっきりしており、街の建物や文化、住んでいる人々の雰囲気もそれぞれ特徴的。ラーヤはこの分断された5つの国を統一し、かつてあった平和な国“クマンドラ”を取り戻すために旅を続けることになる。
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