KDDI(株)では、携帯電話やパソコンのほか、テレビに接続することで映像や音楽を楽しむことができる“au BOX”で視聴できる映像作品を制作、配信中。11月2日(月)より配信されるLISMOオリジナルドラマ第8弾「恋ばな-スイカと絆創膏-」に、仲里依紗が主演することが発表された。
「恋ばな」は、軽音部に所属する大学生・襟川桐子(仲)が、ピアノが得意で誰にでも優しい先輩・寺内静香(安藤サクラ)と、その恋人・水田圭吾(石黒英雄)の2人に恋をする姿を描いた作品。約5分のショートストーリーが、計4話に分けて配信される。
女性と男性を一度に好きになってしまう難しい役どころを演じた仲が、自身と役の相違点や見どころについて語ってくれた。
――ご自身の年齢とほぼ同じ年の桐子を演じましたが、共感できる部分はありますか?
実はあまりないです。桐子は自分のペースを持っていますけど、わたし自身は周りの雰囲気に合わせちゃう部分がありますからね。良く言えば、フットワークが軽いんです。桐子は、女性の先輩にあこがれを抱きますけど、その気持ちはちょっとだけ分かる気がします。わたし、浜崎あゆみさんが大好きなんですよ! 小さい時からずっと好きで、もう、神様的存在(笑)。あそこまで頂点に立っていられるってすごい人ですよね。究極の仕事人として尊敬しています。メークをまねしたり、“あゆ”が髪を切ったらわたしも切ったりしてました(笑)。そういう風に女性にあこがれる部分は共感できるかもしれません。
――海辺での恋が描かれる作品ですが、同じような経験はありますか?
長崎の実家から海まで本当にすぐ近くだったんですけど、海辺で恋の思い出はないんですよ。いいですよね〜。“あっ、手をつないでる…”ってあこがれの視線で見てました(笑)。ことしの夏は、十代最後の夏だったんですけど、別のドラマの撮影でずっと“介護”(フジ系で放送された「任侠ヘルパー」)をしてました。海には行けませんでしたけど、いい勉強になりました。高齢化社会ですしね。
――桐子と同じような恋の経験はないとのことですが、部活の思い出は?
小学校の時はずっと水泳を、中学校では3年間バスケットボールをやっていました。バスケ部は先輩がとても厳しかったですよ。だから、静香先輩みたいな優しい人がいるってすごくうらやましい(笑)。高校の時は芸能コースで普通の毎日を送っていました。今思うと、中学生のころのほうがいろいろあった分、楽しかったですね。
――プロデューサー・岩井俊二、原作・北川悦吏子というビッグネームの作品ですが、何か感じることはありましたか?
お2人とは以前、映画「ハルフウェイ」でもご一緒させていただきました。作品の空気はあの作品と似ているかもしれませんね。「ハルフウェイ」は、一言でまとめると“東京に行くの? やだ〜! 行かないでよ”っていう作品でした。今回の作品は、“女の先輩も好きだし、その彼氏も好きになっちゃったけど、どうしよう…”という感じです。両方とも言葉で言うと簡単な気がするんですけど、出来上がったものを見ると、独特の世界観があって、見た人それぞれとらえ方が違ってくるような深い意味が込められているんです。今回の作品で言うならば、何でスイカが出てくるのか? しかも、何でスイカが2個なのか? とかって、それぞれに意味がある。ちょっとスパイシーに感じられる難しい部分があるところが魅力になっているんだと思います。
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