阿蘇の草原を彩る「カヤ」を古都伝統建築の屋根の資材に<世界一の九州が始まる!>

2021/02/27 06:10 配信

芸能一般

2月28日(日)放送「世界一の九州が始まる!『伝統文化つなぐ阿蘇のカヤ』」より

2月28日(日)の「世界一の九州が始まる!」(毎週日曜朝10:15-10:30、RKB毎日放送ほかJNN系九州各局)は、RKK熊本放送製作の「伝統文化つなぐ阿蘇のカヤ」を放送。阿蘇の草原のカヤを、京都の伝統建築物の茅葺き屋根の材料として提供しようという取り組みについて伝える。

茅葺き屋根の建物が立ち並ぶ古都・京都。伝統建築の関係者たちは今、文化財の維持・保存に頭を痛めている。屋根にかけるカヤを作る農家が後継者不足で減少、収穫できる草原も全国的に少なくなっているためだ。

一方、「草原の維持」が世界農業遺産に登録されている阿蘇。カルデラを黄金色に染めるススキなどのカヤは、家畜の飼料や寝床に使われるものもあるが、大半は燃やされている。地元畜産農家の減少もあり、使われなくなった草原は増える一方。放っておけば森になってしまうため、公益財団がボランティアを集め、野焼きすることで草原をなんとか維持している状態だ。

そこで、財団の支援企業「GSコーポレーション」の山本保孝さん(52歳)は、野焼き前のカヤを買い取り、京都の茅葺き職人に販売することを思いついた。農家が冬にカヤを収穫して販売すれば、農閑期の収入になる上、草原維持のモチベーションになるのではないか、と。

とはいえ、カヤを茅葺き屋根の材料として売るには、統一した大きさ、まとまった量、そして高い品質が求められる。伝統の継続に悩む地域同士を結び付けようと奮闘する山本さんと、カヤの収穫・草原の維持に取り組む阿蘇の人々の取り組みを追った。