“ピンチをチャンス”に変えた印刷業界の風雲児に迫る

2021/02/26 23:50 配信

芸能一般

自由な発想でコロナ禍を乗り切る。(C)TVQ

九州放送(TVQ)で毎週土曜昼に放送されている「ぐっ!ジョブ」。2月27日(土)は、“苦難と変革”が続く印刷業界で時代のニーズに応える数々の新規事業を展開し、コロナ禍のピンチをチャンスに変えた印刷会社に密着する。

北九州市門司区に本社を置く創業52年の「グランド印刷」はポスターやのぼり、屋内外の広告印刷を幅広く手掛けていて、取り引き先の信頼も厚いという。しかし、メディアの多様化とともに紙媒体への需要が減り続けているのも事実。加えてリーマンショックや、コロナパニックと厳しい市況にさらされながら、印刷業界は大手と中小が激しくしのぎを削る状況が続いてそう。

このピンチを切り抜けるため、自社の技術をベースに新規事業を数多く立ち上げてきた。立体ディスプレー事業で使用する特殊な段ボールはリサイクル可能で環境にも優しいことから、大手自動車メーカーや食品、広告代理店などの企業で採用。コロナ禍でニーズが高まる飛沫対応商品ではダンボール加工のノウハウを生かし、対面接客用の自立型パーティションを手掛けた。これがおおいに受け、現在急ピッチで製造をすすめているという。