映画「孤狼の血 LEVEL2」(8月20日[金])の追加キャストとして滝藤賢一、中村獅童、音尾琢真、矢島健一の出演が発表され、4人が役どころなどについて語った。
映画「孤狼の血 LEVEL2」の舞台は、前作から3年後の広島。かつて、架空都市・呉原の裏社会を治めていた伝説の刑事・大上章吾(役所広司)亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一(松坂桃李)の“その後”を描く、映画完全オリジナルストーリーとなる。
滝藤が演じるのは、日岡が県警への応援で参加することになった、ある事件の捜査本部で指揮を執る管理官・嵯峨大輔。日岡との対面シーンを、“初恋の人”に会ったような気持ちで表現したと話す滝藤。
前作では監察官として登場し、直属の部下である日岡の裏切りによって、危うくその立場を失うところだったが、その積年の恨みたる日岡への“偏愛”が、どのような形で物語に関わってくるのかが今回の見どころに。滝藤は、「孤狼の血」シリーズへの再出演に「皆さまの気合いの入り方がすさまじくて、テンションを合わせるのが大変でした」とコメント。
獅童は、裏社会と結びつく日岡を密着マークする、安芸新聞の記者・高坂隆文を演じる。前作では大上の違法捜査を取材し、大上を自宅謹慎に追い込んだ高坂。
不気味に現れる記者を演じた中村は、今回の役どころについて「高坂の持ついやらしさや異質な雰囲気が、物語の中でスパイスのような存在になればいいなと思います」と語り、さらなる怪演を予感させる。
前作ではなかった松坂との共演シーンについては「熱量のある芝居が出来た」と振り返る獅童。高坂と日岡=マスコミVS警察というきな臭い構図が、ミステリーのレベルを引き上げている。
さらに、前作では広島仁正会加古村組の荒くれ者で、体のとある部分に真珠を入れ込み暴れ回っていた吉田滋を演じるのは音尾。時代は変わり、今作で吉田は広島仁正会とつながる企業「パールエンタープライズ」の社長の座に君臨。
吉田の代名詞ともいえる“パール(真珠)”を冠した会社のトップで、髪形は七三、顔にはちょび髭という、前作とリンクしつつも180度違ったいでたちに。
矢島は、日岡をはじめ、曲者ぞろいのデカたちを取りまとめる呉原東署刑事二課の暴力班捜査係係長・友竹啓二役。前作から引き続きマル暴のトップとして日々呉原の治安を守り、また東署から県警本部の捜査に参加する日岡にも気を配るような役どころ。
矢島は、続編の撮影について「クソ元気な若い乱暴者が山ほどいて、白石監督の変態オヤジぶりがパワーアップしてもう大変なにぎやかさでした」と振り返る。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)