ディズニー・アニメーションの最新作「ラーヤと龍の王国」が3月5日(金)、映画館とディズニープラス プレミア アクセスで同時公開。ドン・ホール監督が製作の舞台裏について語った。
世界中のファンから期待を集める同作のヒロインは、父を失い自分だけを信じ突き進んできた“ひとりぼっち”の少女・ラーヤ。“龍の王国”クマンドラは、かつて平和な一つの国だったが、邪悪な魔物によって人々が“信じ合う心”を失い、バラバラになってしまう。
“龍の石”の守護者一族の娘であるラーヤは王国を救うため、相棒・トゥクトゥクと共に、かつて魔物を退けたという伝説の“最後の龍”シスーを探し出し、彼女をよみがえらせることに成功する。
同作でメガホンを取るのは、日本でも大ヒットし、アカデミー賞の長編アニメーション賞を受賞した「ベイマックス」(2014年)のホール監督と、「ブラインドスポッティング」(2018年)のカルロス・ロペス・エストラーダ監督。
製作は「モアナと伝説の海」(2016年)のオスナット・シューラー、「アナと雪の女王」シリーズのヒットメーカー、ピーター・デル・ヴェッコといった最強のフィルムメーカーが集結し、公開を目前に世界中のファンから期待の声が高まっている。
そんな作品の製作舞台裏について、ホール監督は「僕らが今作に関わるようになったのは、1年半くらい前だったと思う。僕らはみんなで(制作中の)映画を見るし、社内の別の企画について知っているから、この映画の世界感についても知っていた。東南アジアの文化を使ったファンタジーアドベンチャー映画というのは、最初からDNAとしてあったものだ」と話す。
ディズニー・アニメーション初となる、東南アジアからインスピレーションを受けた今作では、青く美しい、最後の“伝説の龍”と呼ばれるシスーが、ヒロイン・ラーヤの旅を力強く支える。シスーの失われた魔力を取り戻すために必要な“龍の石”を探す旅の中で、個性豊かな仲間たちと出会い、次第に誰も信じようとしなかったラーヤの心に変化が生じていく。
物語では、互いを“信じ合う心”が、ラーヤたちの未来を左右する大きな鍵となっていくが、「僕らは“信頼”というテーマを掲げ、そこを掘り下げてみようと思った。すでにあったストーリーの骨組みを見て、この映画ならそれができるチャンスがあると感じたんだよ」と、その意図を明かすホール監督。
ラーヤの日本版声優を務めた吉川愛も、「1つになるには『お互いを信じ合うことが大事なんだよ』と教えてくれる、『自分が信じたら、相手も信じてくれる』と、そんなふうに自分を変えることができるような、ものすごくすてきな作品だと思います」と魅力を解説。
誰かとつながる大切さを痛感させられる今の時代だからこそ、ラーヤの心の成長や仲間たちとの絆は温かな感動を誘い、見る者の心を優しく包み込む。
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