<初耳学>YOASOBI・Ayaseが下積み秘話を初告白「2DKのDK部分に住んでました」

2021/03/07 22:55 配信

バラエティー

YOASOBIが「インタビュアー林修」に登場(C)MBS

ikura「すごく苦しかった」下積み時代


そのAyaseがまず「monotagary.com」の小説を楽曲化するプロジェクトにコンポーザー(作曲家)として参加。「いい歌を歌っている人がどこかにいないかなって」と探していた当時、路上ライブ映像をSNSに投稿していたシンガーソングライター・幾田りらを見つけたのが、YOASOBI誕生のきっかけだった。

ikuraは2000年生まれの20歳。「小学校6年生ぐらいから作詞作曲は始めていて、中学3年生ぐらいのころからオーディションを受けるようになりました」と、早い時期からシンガーソングライターを目指してきた。

だが、うまくいかない日々が続いた。ikuraは「いくつ受けたか覚えてないぐらい(オーディションを)たくさん受けて、それも全部落ちているみたいな時はすごく苦しかったです。同じように夢を追う人がたくさんいる中で、どうやったら頭一つ出ることができるんだろうって」と当時を回想。

そんな数年を過ごした後、「誰かに見つけてもらうのを待っているだけだと本当に時間だけがたっていく。だからこそ、待ちの姿勢じゃなく自分から行くっていうことをしていかないと、夢はかなえられない」と気付いてからは、売り込みやSNSでの発信にも積極的に挑戦。それがAyaseとの出会いにつながった。

「夜に駆ける」総製作費は3000円!?


インタビューでは、Ayaseが音楽制作に使っているノートパソコンと「夜に駆ける」のデモ音源を持参し、パソコン上で楽曲を制作するDTM(デスクトップミュージック)の手法を解説した。

林先生の「『夜に駆ける』はどのくらいの時間でだいたいの形ができたんですか?」の質問に、Ayaseは「3カ月はかかりましたね。ただこの曲はYOASOBIの一発目の曲で、デビュー曲ということもあるし、小説を音楽にするっていう新しい試みの第1弾だったので、すごく時間はかかりましたね」と打ち明けた。

DTMではパソコンにキーボードなどの電子楽器を接続して録音するケースも多いが、Ayaseの場合デモ段階までの作曲は電子楽器を使わず、ソフト上に直接音を打ち込んで作っていく。

Ayaseは「『夜に駆ける』の作曲にかかったお金はゼロ円で。(その後、)実際にギターが弾ける友達に高田馬場のカラオケボックスで夜な夜な弾いてもらって作ったので、そういうの込み込みで総製作費3000円ぐらいなのかな」と、大ヒット曲の意外な制作秘話も明かし、林先生やスタジオ陣を驚かせた。

次回の「林先生の初耳学」は3月14日(日)に放送する。「インタビュアー林修」はYOASOBIとの対談の後編。ikuraが「人生最大のプレッシャー」だったというNHK紅白歌合戦の舞台裏や、Ayaseのデビュー前の壮絶な過去などを語る。さらに、林先生がikuraの歌唱指導を受けて、テレビで生歌を初披露する。

関連人物