<人生の楽園>夫婦蔵を改装した果物が自慢のカフェ運営と、趣味の骨董を突き詰める夫婦の物語

2021/03/04 15:04 配信

芸能一般

埼玉・飯能市の粕谷幸平さんと、妻の康子さん(C)テレビ朝日

3月6日(土)放送の「人生の楽園」(毎週土曜夜6:00-6:30、テレビ朝日系)は、明治時代に建てられた実家の夫婦蔵を改装して、夢と趣味を融合させたカフェと骨董店を始めた64歳の粕谷幸平さんと、60歳の妻・康子さんを紹介する。

舞台は埼玉・飯能市


飯能市出身の幸平さんと康子さんは38年前に結婚。幸平さんは商店街にあった両親の青果店を継ぎ、康子さんも大学の事務員として働きながら休日は青果店を手伝った。

幸平さんには実家の明治時代の夫婦蔵を利用して、将来はカフェを開きたいという夢があった。さらに趣味の骨董収集にものめり込んでいった。

やがて商店街の客が減り、幸平さんは8年前に得意先への配達のみ残して青果店を閉め、翌年に夫婦蔵で趣味の骨董と山野草の店を始めた。

そんな中、3年前に康子さんの母が他界。ふさぎ込んでしまった康子さんを元気づけようと、幸平さんは夫婦蔵のもう一方でカフェを始めようと提案。そうして2019年、夫婦蔵を改装して「蔵カフェ草風庵」をオープンした。

夫婦蔵の通りに近いほうの表蔵では、幸平さんが仕入れる自慢の果物を、康子さんがふんだんに使ってパフェやタルトにする。マスクメロンや白イチゴの「淡雪」など珍しい品種のイチゴ、ブランドミカンなど、旬の果物がおいしいと評判になっている。

さらに、果物をそのまま凍らせてかき氷機で削った、“果の華氷”も季節を問わず人気だ。これまでお菓子をほとんど作ったことがなかった康子さんだが、パンとお菓子の教室を開いている小学生時代からの友人に教えてもらい、レパートリーを増やしている。

そして、コーヒーの担当は幸平さん。骨董好きの幸平さんらしく、大正期の100年ものなどのアンティーク食器で提供している。

また、もう一方の裏蔵には、幸平さんが集めた年代物の陶磁器や古道具などが所狭しと並ぶ。店内では骨董仲間と骨董談議が繰り広げられ、蔵の2階では幸平さんが趣味で続けてきた陶磁器の修復技法、金継ぎの教室も開かれている。