亀梨和也「レッドアイズ」アクションの見どころ&裏話を明かす 「『これスタントマンなんじゃないの?』っていうくらいギリギリ」

2021/03/05 12:00 配信

ドラマ

「レッドアイズ 監視捜査班」主演の亀梨和也、、アクション監督・下村勇二、アクション指導・谷本峰が鼎談(ていだん)を実施(C)NTV

「いい緊張感の中でアクションをさせてもらってる」


――伏見と真弓(坂口拓)の白熱したバトルは大反響でした。

亀梨:5話で真弓役の坂口拓さんが出てくるあたりから、また流れが変わっていくのも一つキーになっていくのかなと感じますよね。

下村:亀梨さん、わかりました?真弓が肩甲骨を回しながら出てきたの。

亀梨:もう「狂武蔵たくちゃんねる」(※坂口のYouTubeチャンネル)をしっかり見させてもらってるんで(笑)。

下村:実は彼とは20代からの付き合いなんです。彼が「RE:BORN」(2017年)という作品に出演するときに戦闘者と呼ばれる方に「ウェイブ」を習ったんですけど、あれは本物の戦闘術なんですよ。今回の伏見の設定が徐々に強くなっていくんで、監督から「誰か強そうな人いませんか?」って(笑)。

谷本:オーダーがあったんですよね(笑)。

下村:そこで紹介したのが坂口拓だったんです。せりふ上でも「特殊な戦闘訓練を受けている」ということだったので、ちょうどいいかなと思って。坂口さんとのシーンはどうでしたか?

亀梨:すごい緊張感ですね。やっぱり存在が強そうで説得力があるので、いい緊張感の中でアクションをさせてもらってるなって。でも、拓さんは基本的に当日ちょっと動きを合わせるだけなんですよね。

下村:そうですね。だいたい動きは覚えないんですよ。

亀梨:感覚的に?

下村:覚えてしまうと彼にとって「段取り」になってしまうんで、ざっくり覚えてあとは反応して動くんです。ただ相手には絶対けがをさせないから、その辺は僕たちも信頼関係をもって任せているところですね。

亀梨:撮影中に動きが速すぎて映像でちゃんと捉えきれてないから、拓さんと(下村さんたちが)「もうちょっとスピード落として」みたいな話をされていたのが面白いなって(笑)。

谷本:ラッシュをすると速くて見えないんです(笑)。

下村:彼の場合は肩甲骨を使うんで、「可変」といってワンモーションの中に肩から腕の動きが何段階かあって。面白いんですけど、ノってくるとそれがどんどん早くなって映像に映らない瞬間があるんです(笑)。逆に亀梨さんが反応してるのかしてないのか分からない瞬間が出てくるので、ちょっと抑えてもらうっていうのはありましたね。

亀梨:確かにカメラが捉えてないと、俺が反応していてもなんで動いてるのか伝わらないですね。映像にした時は分かりやすい動き一発のほうが良かったり…そのへんの難しさってありますね。

下村:でも映像を見ると、亀梨さんがちゃんと反応してるところがありました。

谷本:5話のラストも、あのラッシュに対しての避けとかはすごくかっこよかったです。

亀梨:基本は避ける動きもつけていくじゃないですか。でも拓さんの時はお二方とも「なんとなく反応してもらって」みたいな(笑)。

谷本:どうくるか分からないんで(笑)。

亀梨:谷本さんが基本的に教えてくださるんですけど、「まず右行って、左行って」って僕が覚えようかなと思ったら…。

谷本:手で反応して避けるような動きをやってたら、どこかで拓さんが打ってくれるから。

亀梨:「ひとまず手を反応してください!」「わかりました!」っていう新しい領域に(笑)。

下村:みんなが話してるこの裏で、僕が坂口に「もっとプレッシャーかけてね!」「亀梨さん追い込んでね」って言ってるんです(笑)。

亀梨:ハハハ(笑)。結構5話の時はね、いい追い込みでした。

下村:いい感じでした。