表現者としての尾崎世界観に迫る 芥川賞候補ミュージシャンの“世界観”とは<情熱大陸>

2021/03/05 19:05 配信

芸能一般

尾崎世界観が「情熱大陸」に登場(C)MBS

尾崎世界観が、3月7日(日)放送の「情熱大陸」(毎週日曜夜11:00-11:30、TBS系)に登場。

尾崎は、1984年、東京生まれ。高校在学中からバンド活動を始め、工場やコンビニ、製本所などで生計を立てながら音楽を続ける。2001年ロックバンド「クリープハイプ」を結成し、2012年にメジャーデビュー。バンドでは、作曲と作詞を担当し、男女それぞれの視点で描かれる日常や恋愛、押韻や比喩を用いた表現は、時に文学的と高く評価されてきた。

2016年には、小説「祐介」で小説家デビュー。2020年、4年半ぶりの小説「母影」(おもかげ)が第164回芥川賞の候補となる。「母影」(おもかげ)は、母と暮らす生活を少女目線で書いたもの。1年をかけて書き連ね、コロナ禍で完成させた渾身(こんしん)の作品だった。

昔から「人間の内側に入っていくような小説が好き」と言う尾崎だが、なぜ小説を書くようになったのか。そして今、表現者としてどんな世界へ向かっているのか。

番組では、芥川賞の候補となり多忙を極める日々から、思い出のライブハウスでメンバーと共に迎えた発表の瞬間、新たな曲作りの現場を取材。さらに、福島では憧れの作家・柳美里と初対面。芥川賞をはじめ、全米図書賞(翻訳文学部門)も受賞し、国際的な評価を受ける柳は、尾崎の書籍を読み込んで待っていた。果てしない言葉の表現に、時にぶれながら、時に確固たる、尾崎ならではの世界観に迫った。