社会派医療ドラマ「ドクター探偵」に出演!藤井美菜が語る、韓国ドラマの驚きの撮影現場とは?<インタビュー>

2021/03/08 08:00 配信

ドラマ

韓国ドラマ「ドクター探偵」に出演している藤井美菜にインタビュー!撮影=山下隼/衣装協力=CLANE


企業の不正を徹底的に解明するドクターの姿を描いたメディカル捜査ドラマ「ドクター探偵」のDVDが発売された。今回は本作で主演のパク・ジニ演じるト・ジュンウンらとともに企業の不正を暴いていくUDC(未確認疾患センター)のチーム員・ソク・ジニを演じている藤井美菜にインタビュー。撮影現場でのエピソードや、日本と韓国の現場の違いなどを語ってもらった。

かなり緊張感がありました(笑)


――「ドクター探偵」は、労働者たちの病気の原因を追求しながら、利益のために彼らを犠牲にする企業の不正を暴き出していく医師たちの活躍を描いた骨太な社会派医療ドラマですね。

はい。ニュースで見ていた事件の裏には、知らなかったさまざまな労働環境や社会問題がある。いろいろな世代の方に見ていただきたい作品です。

ドキュメンタリー出身の監督が実際の事件をベースに描いているので、ドラマの最後にエピローグとしてその事件の実写を交えて紹介するという構成になっています。映像的にもちょっと遠目に観察しているようなアングルが多くて、これもドラマでは珍しい。

韓国ドラマブームでみなさんたくさんの作品を見ていると思いますが、「今までにない韓国ドラマ」という印象を持っていただけるんじゃないかな? 

――藤井さんは医師たちが所属するUDCの分析チーム長 ソク・ジニ役。シリアスな物語の中で、UDCチームの日常はクスッと笑えるところも多く、心休まるシーンになっていました。

テーマが重いだけに、「UDCチームはちょっとホッとできる場にしたいね」と、本読みの段階からみんなで話していました。

韓国ドラマって、すごくアドリブが多いんですよ。役者の提案でどんどん変わっていく。特にホ・ミンギ役のポン・テギュさんは、ちょっと加えた一言がシーン全体の色をも変えてしまうのが印象的でした。

とはいえ私の場合、外国語でのお芝居なので、覚えていった台本がどんどん変わっていくのは瞬発力が試されるというか…、かなり緊張感がありました(笑)。韓国ドラマの面白さって、こういうところから生まれる要素も大きいんでしょうね。