――日本のドラマ「神様のカルテ」(毎週月曜夜8:00-9:54、テレビ東京系)の2月22日に放送された第2話にも出演されていましたが、日本と韓国のドラマ現場の違いとはどんなところでしょう。
韓国の現場も、だいぶ変わってきましたが、10年前は撮影前日の夜に台本が上がってくることもあって、日本人の私には読むのも覚えるのも大変でした。「今まで楽しく見ていた韓国ドラマって、こんなに過酷な状況から生まれているのか」という驚きがあったというか(笑)。
今は放送前に撮影が終わることも増えたし、昔よりはスケジュールに余裕がありますね。でも、日本のドラマは週1回の60分放送だけど、韓国は週2回でCMナシの各70分放送なので、台本の分量が日本よりだいぶ多いんです。
韓国語というのももちろんですが、この「ドクター探偵」は特に医学用語も多かったので、覚えるのが大変でした。3日間寝ずにセリフを覚えて、演技プランを考えて行っても、現場ではアドリブでどんどん演技が変わっていくし…、学びの4カ月でした。
――最近は日本人のK-POPアイドルが増えていますが、俳優さんにはまだ日本人は少ないですよね。韓国の芸能界を目指している人に、アドバイスをお願いします。
やはり音楽と比べると、俳優は言葉の問題が大きいですよね…。コミュニケーションが大事な仕事なので、韓国語は必須。私も最初は大学の第二外国語で学んでいただけだったのですが、ドラマや映画、音楽などのエンタメにすごく助けられました。
今はSNSやYouTubeなど勉強ツールも増えているので、興味を持ってアンテナを立てていれば、楽しみながら勉強できると思いますよ。
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