また、今まで出場を続けてきた「R-1ぐらんぷり」、そして今回の「R-1ぐらんぷりクラシック」を振り返りヒューマン中村は、「毎年、R-1に向けてネタを磨いていく作業を年末くらいからしていたんですけれども、失って分かるというか、R-1クラシックが発表されてから今日に至るまで、そのような日々を送ったんですね。その日々が懐かしくて楽しかったです」とコメント。
「やってるときはしんどくて、逃げたいと思っていましたけど、もう一回経験させてもらったときに『めっちゃ楽しかったんや、この作業』と思いました。今までやって来たことがあったから、今日も獲れたんだと思います。初代MVPをいただけるという結末に結び付いてよかったです」と語った。
一方、昨年までR-1で共に戦ったおいでやす小田とこがけんは、「M-1グランプリ2020」をきっかけに“おいでやすこが”としてブレーク。そのことに対して、ヒューマン中村は「小田さんが11年目以上のR-1戦士の代表みたいな顔をしているんですけれども、『いや、お前一人じゃないからな』と(笑)。M-1には僕は出ていないですし、売れていってすごいなと思います。小田さんは、僕がピン芸人になりたての時からずっと切磋琢磨してきたので、今の活躍は本当にうれしいです。ただR-1に関しては、代表では…という気持ちがあるので、“俺もここにいるぞ”という思いで今日は絶対獲りたかったんです」と、R-1へ懸けてきた思いの強さを明かした。
自身の今後については、「ネタをずっとやり続けたいので、自分の単独ライブを大きくしていきたいです。全国を回ったりとか、大きいハコ(会場)を満席にして公演する芸人になりたいです。そのためにも、こういう賞が必要だったのかなと思います」と目標を語った。
3月7日(日)には、芸歴10年以下の芸人が出場する「U-NEXT R-1グランプリ2021」決勝が開催される。
ヒューマン中村は、「今まで決勝には行けたのですが、決勝で勝つ経験はしていないので、僕から言えることは何もないです(笑)」と謙虚になりながらも、「決勝が初めての人は緊張すると思いますけれども、自分が今まで出た中で一番やりやすかった劇場だと思ってやってください」とアドバイス。
続けて、「我々が出られなくなったんですけど、もっと盛り上げるためにリニューアルされて、(ファイナリストたちは)我々のしかばねの上に立っているので、盛り上がってくれないと死に損じゃないですか。だから盛り上がってほしいし、選ばれた時点で面白いのは確定しているので、優勝を目指して頑張ってほしいです」とエールを送った。
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