今回解禁となった映像は、そんなラーヤが長年探し求め、王国を一つにするための鍵となる、伝説の“最後の龍”シスーとの出会いを果たすシーン。彼女はやっとのことでシスーを見つけ出すが、ラーヤの期待とは裏腹に、王国を一つにするための魔法の力はすでに失われていた。
ラーヤは唯一の希望を失ったかと思い意気消沈するが、シスーが龍の石のカケラを持つと、彼女の妹の力によってたちまち身体が青く輝いた。魔法の力はまだ失われていなかったのだ! シスーと出会ったことによって“希望の光”が見えたラーヤは、全ての龍の石を集めて王国を救うための魔法の力を取り戻すため、シスーと共にさらなる冒険へと繰り出す。
そんなシスーは、他人を信じすぎてしまう天真らんまんなキャラクターで、ラーヤとは正反対の性格。光る自分の姿を見て「夜、灯りに困らない?」と観客をクスっと笑わせるおバカな一面も見せる。監督のカルロス・ロペス・エストラーダは「彼女は新たな場面に登場するたびに成長していて、より面白く、よりおバカになっていて、そして、ものすごく温かくて心優しい存在です」とシスーの独特な魅力を語る。
明朗快活でユーモアあふれるそのキャラクターは、人を信じることができず自分の殻に閉じこもってしまうラーヤの心を明るく灯し、背中を押してくれる存在だ。
さらに彼が「シスーは多くのインスピレーションをあたえてくれるキャラクターですから、そんな彼女にたくさんの人々が共感してくれることを願っていますよ」と語るように、シスーは明るいだけではなく、ラーヤや私たちに大事なことを教えてくれる存在でもある。
予告で、シスーは「世界が壊れたのは、信じあえないからよ」と、クマンドラが分断されたのは、魔物ドルーンのせいではなく人々がお互いを信頼できないからだと説いており、人を「信頼」する大切さを知っているシスーは、王国を一つにする力を持つだけではなく、人を信じることができないラーヤの心をも変える重要な仲間なのだ。
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