CMは実在のスナックで撮影。情熱的な赤のカラードレスを身にまとい、 普段よりも濃いめのメイクをした水川が、定位置のカウンター奥にスタンバイすると、一瞬にしてCMの世界観に溶け込み、昔からこのお店を一人で切り盛りしているかのような名物ママの風格を漂わせた。
弱音を吐くひょっこりはんを、 水川がズバッと一喝するシーンでは、水川は、本番前、 慣れないセリフと演技への緊張をほぐすかのように、「がんばります」と気合いを入れて臨んだが、ファーストカットで、いきなり一発OKを獲得し周囲を驚かせた。 水川は「ホント?」と一瞬キョトンとした表情で、監督やひょっこりはんと顔を見合わせたあと「一発OK だと、 なんか不安になるけど嬉しい」とニッコリ。
さらに、後半の峯岸とのシーンでは初対面の峯岸から「おきれいですね」と声を掛けられ、「嬉しい。俄然がんばれる」とすっかりテンションが上がった水川は、その後も「これくらいはどう?」「今のはやりすぎたかな」などと監督と話し合いながら、セリフ違いやニュアンス違いのお芝居も次々と成功させ、現場を大いに沸かせた。
また、がっつりはんに、水川がダメ出しするラストシーン。 CMでは演出上、そっけない態度を取る水川だが、 実際の撮影ではバーカウンターの上を滑りやすくするため、 ベビーパウダーを腕に塗り込むなど、 猛烈な摩擦に耐えながらの体を張ったネタに、 思わず吹き出してしまい、「すみません、これは笑っちゃいます」 「すぐ目の前で見るから圧がすごい」とNG になるひと幕もあった。
また、ド派手なジャケットに蝶ネクタイでビシッと決めたNEWひょっこりはんを披露するシーンでは、水川が「このメガネが前と一番イメージが違うし、このスタイルに合いそう」と、ひょっこりはんのメガネをセレクト。OK テイクの後、水川が「バッチリでしたね」と笑顔でねぎらうと、 ひょっこりはんが「やったー」と万歳し、仲良く喜びを分かち合っていた。
「湖池屋 STRONG」を食べた峯岸が、おでこを全開にして水川に話しかけるシーンの撮影では、本編で採用されたカット以外に、さまざまなパターンを長回しで収録した。峯岸は発声のボリュームや高低、スピードを変えるだけでなく、時にはアイドルらしからぬ変顔やセリフにコミカルな要素を織り交ぜて、本気で水川を笑わせようとするなど、思い切りのいいユニークなアドリブを連発。
監督から「OK」が出た直後、峯岸が力尽きるようにテーブルに突っ伏すと、本番中、ずっと笑いっぱなしだった水川から「 いろんな表情に圧倒されました。お疲れ様でした」とねぎらいの言葉を掛けられ、安堵の笑みを浮かべる場面があった。
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