真空は「がっかりした。何それ。最強の3人だと思ってたよ。お願いします、とかなくてもさ、そんなの当たり前だと思ってたよ」とまくしたて、「君のこともさ、朔先生のこともさ、愛してるよ。大好きだよ」と大きな瞳に涙を浮かべた。
「ばかやろー、そっちが何て言ったってさ、離してなんかやんないんだよ、ばか太陽」と泣きじゃくりながら太陽をハグ。結局、仲間外れと思い込んでいた太陽は、まったくの勘違いをしており、村民総出で太陽の誕生日を祝う準備を進めていただけだった。誕生日の日付も「5月5日」を字が汚くて「3月3日」と間違えていたというオチがついていた。
ドラマ「にじいろカルテ」の魅力の一つは、涙と笑いの緩急があるところ。1分前まで号泣していた視聴者が、涙の乾かぬうちに再び笑わされてしまうのだ。
今回も「太陽くん」がTwitterのトレンド入りを果たし、「太陽くん、居場所を見つけられて良かったね」「真空先生の太陽くんへの“ばかやろう”は世界一愛がこもっていた」「にじいろカルテ、毎週『今回の話が最高』と思わせるの何気にすごくない?」など、番組への感想が続々と寄せられた。
次週、いよいよ最終話。3月18日(木)に放送される。
虹ノ村に、無口で愛想がなく、謎に包まれた藤田(柄本時生)がやって来る。そんな中、虹ノ村の面々は、まもなく訪れる“のど自慢大会”の準備の話題で大盛り上がり。ほほ笑ましく聞いていた真空だが、なんと朔(井浦新)、太陽(北村匠海)の3人で虹ノ村診療所チームとして申し込み済みだと聞き、あ然とする。有無を言わさず参加することが決定し、驚きつつもうれしい真空。だが、時おり感じる手の痺れに、一抹の不安を感じ始める。
急患が相次ぎ、突然嵐のように忙しくなった診療所で、真空、朔、太陽は見事なコンビネーションで次々に患者を救っていく。楽しくて、やりがいがあって、最高の仲間に恵まれて…と真空が充実感に包まれていたある晩。3人が笑いながら食卓を囲んでいると、突然真空の表情が一変。そのまま床に倒れ込んでしまう。
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