2021/03/17 17:00 配信
――登坂さんは今回、NHK時代を彷彿とさせる形で“業界新聞ニュース”を読まれましたが、やられてみていかがでしたか?
登坂:「やっぱり皆さん、これがお好きなんだな」と思いました(笑)。(各番組のスタッフさんで)これをやりたがる方がすごく多いので。ブルーバックでニュースを読むのは自分にとっては「いつも通り」という感じですが、今回は(淳さんや他の出演者の皆さんが)すぐ隣にいらっしゃるという不思議な位置関係があったので、少し難しさもありました(笑)。
田村:やっぱり画の収まりが良いので、ディレクターさんがこだわる理由がよくわかりますね(笑)。
――今回番組内で取り上げられた“業界新聞ニュース”の中で、お二人が特に印象的だったのはどういった記事でしたか?
田村:僕は…、「キャベツウニ」ですね(「キャベツウニ」の商標登録に関する記事)。タイトルだけ見ると「面白そうなニュースかな?」と思うんですけど、地球環境のことやSDGsにひも付いていて、タイトルからのギャップがすごくあったので、この話題が一番好きでしたね。
――単に「キャベツウニ」の活用法を紹介するだけでなく、「商標登録」されたことが記事になるのも印象的でした。
田村:そうなんですよね。そこにビジネスチャンスがあったし、実際動いていることはすごく地球にとって良いことだし、事業者の方にとっても良いことなので。「三方良し」みたいな感じがすごく良かったと思います。
登坂:どれも個性的な話題ばかりで、「こんなことになっているんだ!」というのが全体を通しての印象だったんですが、インパクトがあった記事だと、2380万円という高額仏壇のニュース(2020年の「高額仏壇ランキング」に関する記事)ですね。「こんなに大きい仏壇を置けるお宅ってどういうところなんだろう?」と想像してしまいました。
あと、「同棲サービス」(マンスリーマンションを利用した「お試し同棲サービス」に関する記事)というのも、今の時代にすごく合っているんじゃないかなと思ってすごく面白かったですね。
――番組のテーマにちなんで、最近お二人の中で「これってビジネスチャンスになるんじゃないか?」と思われるようなことは何かありましたか?
田村:僕は番組内でも話しましたけど、母ちゃんの味噌を何とかビジネス化したいと思っていて。 (収録中に)起業家の皆さんから「ストーリーを付けたら商品価値が上がっていく」というお話を聞いて「なるほど」と感じたので、何とか母ちゃんの味噌をお金にしたいなと思いますね(笑)。遺言では「お金にしたらダメだ」って言われてたんですけど…。
――あくまでも「皆さんに美味しさを共有したい」ということですもんね?
田村:そうです。でも、最後の最後に母ちゃんは「あんたは私が止めてもそれに逆らってた人生だったからね」って言っていたので。僕はそれをゴーサインだと思ってます(笑)。
登坂:先ほども話しましたが、僕は北海道時代に農家の方に米作りを取材して、田植えから収穫までの様子を追っていて。その時に米作りの過程を体験させてもらったんです。北海道なので農地も広いので、田植えもトラクターでやったりしていて。
そうした中で、「いつか自分の米を作って売ってみたいな」と思ったんです。僕は名前が淳一なので「淳米(じゅんまい)」みたいな。お酒みたいなネーミングになっちゃいますけど(笑)、お米って贈り物にしたら喜ばれるんじゃないかなと思って。
田村:酒米作ったらまさに「純米酒」になるじゃないですか。
登坂:そうですね!(笑) それも面白そうだなと思います。
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