――作品のオファーを聞いたときの率直な感想は?
清野とおるさんの他の作品を読んだことはあったのですが、この作品はまだだったので、お話を聞いてすぐに読みました。知っている街を紹介するのはよくありますが、知らない街を歩いてみるというのは“面白いこと考えるなー”と。「僕でよければやらせてください!」と思いました。
――撮影する5つの街について印象は?
実は国道という街は、私の地元に近いところなんです。僕の通った高校の学区が一緒なので友達も多くて。それなのに、僕は生麦事件のことを今回撮影するまでよく知らなかったんです。勉強不足だったな、と思い、地元の高校の同級生のグループLINEに「申し訳なかった」となぜか謝罪のメッセージを入れてしまいましたよ。
――主人公のセイノと自分に共通点は?
街を歩いているのはセイノという役ですので、あまり自分ぽくならないようにはしています。ただ、素のリアクションは僕を通ってしまうので、自分に近いところが出ていると思います。僕は知らない所に行くことを“肝試し”という言い方をしますが、原作を読むとセイノもそのように感じている部分があるので、そこは共通点と言えるのではないでしょうか。
あとは、いつも僕が髪を切ってもらっている美容師さんと相談して、「原作の清野さんと主人公のセイノと、ムロちゃん(美容師さんのムロへの呼び方)をミックスした」この髪形に落ち着きました。地のムロから、セイノの髪形に寄せていったイメージです。
――見ている方へメッセージをお願いします。
街をぶらぶらとぶらつく“ドラマ”と言っていいのか、“作り物”です。清野さんが実際に歩いてみた場所や、街によっては今回新たに撮影した場所もあります。清野さんが通った道であるような、清野さんが作った世界でもあるような、そんな街ぶらの作り物です。
その街を知る映像としても楽しんでいただければと思います。日々撮影頑張ってまいります。どうぞよろしくお願いします!
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