高野洸「スタートでもあり、ここまでのゴールでもある集大成」1stアルバム発売<Interview>

2021/03/23 07:10 配信

音楽 2.5次元 インタビュー

高野洸は取材中に笑顔を見せる場面も

自ら作詞を手がけた3部作


──リード曲の「New Direction」はいち早くMVも公開されています。

アルバムを作り始める前にデモを何曲もいただいて、その中からこの曲が耳に残って、これを歌いたいって思いました。

さわやかで明るくて、でもそれだけじゃなく、どんなことがあってもうつむかないで、前を向いていこうっていう今の世の中の現状も表したメッセージが込められていて。メロディーが強調された楽曲で、歌と同じメロディーをいろんな楽器で聞かせているので、耳に残りやすいなと思います。

MVも実際の港の映像と幻想的なCGを融合させて、いいものができましたね。実際まぶしいくらいに晴れていたんですけど、そこにさらにCGを合成させた空で、未来は明るいぞっていうことが表現されています。明るい空に未来が見えるという。

──「モノクロページ」では前回のシングルの「In the shade」や「Shining warm」に続いて作詞を手掛けられていて、3部作と称されていますね。

シングルを制作していたころに「モノクロページ」の曲をいただいて、自分で作詞させてほしいとお願いしました。そこからさらに「In the shade」や「Shining warm」も作詞することになって、3曲書くなら一貫したストーリーがあった方がいいかなと思って、3部作という形になりました。

「モノクロページ」が明るさも持ち合わせつつ、切ないメロディーだったので、男女が別れた後の状況を描くのがいいかなと思って、恋人がいなくなった世界で生きていくっていう人物像を作ってから、書き始めました。3曲の中では「モノクロページ」が最初に書いた歌詞ですね。それが今回のアルバムで、初めて3曲並んだ感じです。

MVでは僕が踊るべきかどうかということはちょっと考えましたね。がっつり踊るタイプの曲ではないし、でもドラムが強調された曲なので、ダンスは合うかなと思いました。

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