――収録を終えての感想は?
劇団ひとり:初見でドラマを楽しみました。面白かったですね。すごい!まったく新しい感じのミステリーだし、ドキュメンタリーだし、バラエティーだし、いろいろな見方ができる番組ですね。1回目と2回目と全然違う感じで見ることができますよ。
剛力彩芽:私だけ収録前に事前にドラマを見ていたんですが、内容を知ってるからこそ、「7人がどういうお芝居をしていたんだろう」「これはアドリブ?」「あらかじめの設定があるの?」という視点で見ることができるので、同じ作品を何回見ても楽しいと思います。2回目見ると、「この人、こういう表情してたんだ」というふうに見られるから面白いです。
――「マーダーミステリー」という、新感覚のドラマ企画については?
劇団ひとり:すごくいい企画だと思います。普通のミステリーとしても面白いんですが、芝居側のミステリーもあるんですよね。出演者同士の駆け引きだったり、世に出たいって思っている役者さんが「ここで爪痕残してやるんだ」っていうバトルもあったりして(笑)。だから、面白いけど、見ていて疲れる番組でもある(笑)。
剛力:私はオーディションを受けたいと思いました!ただ、予選で落ちたらどうしようって(笑)。
――どのあたりをポイントにしてドラマを見ましたか?
劇団ひとり:僕は芝居を見るのが楽しかったですね。「この人ブレないな」「この人、こういうところでもちゃんと間を作れるんだな」って。アドリブのせりふがちゃんとキャッチボールになっているかや、役者さんとしての個性を見て楽しみました。自分が出るとなったら、笑いをこらえるのが至難の業だと思います(笑)。アリバイとかも崩れちゃう可能性もありますし、出まかせは言えないから。
剛力:普段は台本をいただいて演技をする側なので、私だったらどうするかな…と想像しましたし、やっぱりお芝居する側の視点で見てしまいましたね。
――次回作については?
劇団ひとり&剛力:本当にいい企画なので定期的に続けていったほうがいいと思いますし、「実はこの番組出身なんだよ」っていうスタ―が生まれれば素晴らしいですよね。
とある山奥に“腐草館”と呼ばれる洋館がある。そこには、小説家・蛍原晃(両角周)と妻・美鈴(ちなつ)が暮らしている。その日は晃のミステリー小説の完成祝いとして、縁ある人たちで打ち上げの会食を行った。
しかし会食後、それぞれが館の中で過ごしていると突如、悲鳴が。駆けつけてみると、そこにはなんと、編集者・魚住の遺体があった。この山奥、雨もひどい状況で警察や救急隊がたどり着くにも時間が掛かる。これは事故か自殺かそれとも殺人か、居合わせた人々は、その場にいる全員で原因究明を行うことになった。
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