――あのストレッチは片岡さんがご自分で考えているのですね。
だからこそ、あそこまで幅のある動きができると思うんです。しっかりとした資格を持ったスポーツトレーナーだったら、僕のような発想は出来ないんじゃないかと。あくまでも遊び心をもって、楽しく、ちょっとでも身体を動かすきっかけになればと考えているので。ご覧になった方が、健康のためにもっと身体を動かしたいと思ったなら、より専門の方にストレッチを教わればいいと思います。
家の中で、ずっと座っていることは、あまり体には良くないんじゃないかと。だから、立ってできるストレッチを提案しています。まずは立ち上がりましょう、ということで。
――ストレッチのコーナーでは、コメンテーターの玉川徹さんの動きもすっかり名物に…。
あれは奇跡でしたね。最近番組を見始めた人は、番組の決まりで、玉川さんが最後にちょっとほんわかさせるという意図なんだと思っているかもしれないけれど、全然そういうのではないですから。僕から玉川さんに「ちょっとストレッチやってもらえませんか」なんて言えませんからね。
コロナが収まってきて、僕がスタジオに戻った数日後、カメラに映っていないところで玉川さんが、自分の席から立って身体を動かしていたんですよ。これは見間違い?と思いました。でも次の日も、その次の日も一緒にやっていらっしゃる。
最初はスタジオ全体のショット画面で、右隅に玉川さんが動いているのがちょっと映る程度から始まったんですよ。玉川さんが映り始めてから、視聴者から届くメッセージも暖かいものが多くなりましたよ。「楽しい」って
その後、席の前にまで出てきてくれるようになって。ちょっと厳しめのスクワットをやったときなんか、足元から崩れそうになっていましたね。「ホントにいいのかな?」と少し思いました。
メイクルームでも「今日はよかったね!」と、ストレッチの感想を話し合うようになりました。「モーニングショー」はかなり難しいテーマを取り扱う番組ですが、ここはちょっとほっこりする時間でいいんじゃないかと。そういう感じです。
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