――ストレッチを始めるときの「指パッチン」は片岡さんならではですね。
指パッチンも全く予定にはなかったんです。出演初日に慌ててやったのがやけに響いたっていう。「僕、指パッチン得意なので」とか、スタッフに言ってないです。偶然のたまものです。
3月30日のことは鮮明に覚えていますが、月曜日のコメンテーターの方たちを前に僕はすごく緊張していて、テーマを進めるところで「こちらです!(指パッチン)」とついやってしまったんです。そうしたら、やけに音が響いたという。
羽鳥さんがそれを「(大きい音が)鳴るねぇ」と面白がってくださり、「僕、鳴らないんだよ」って。それが始まりです。不覚にもと言うか、計算外だったけど、僕の個性になったということでしょうか。
シリアスな話題を伝える時は鳴らさないんです。ストレッチもやりません。今日は朗らかな天気ですよという時だけ鳴らすんです。
――失敗は一度もないんですか?
一回だけ(笑)。その時は、右手に指し棒を持っていて、「いいや、今日は左手でいこう」って左手でやったら、「ぺスッ」となって。その後のストレッチもダメダメでした。鳴りの悪い日がなくはないですが、完全なる空振りはその一回だけですね。あれは悔しかった。家に帰ってからも引きずりましたからね。
――この記事のタイトルにしたかったんです。「失敗しないので」と。
99.9%失敗しないですよ。四捨五入して、100%ということでもいいんじゃないですか?(笑)
――子どもの頃からできていましたか?
そういうわけでもなくて、できると気付いたのも偶然なんです。「炎神戦隊ゴーオンジャー」でも、「ズバリ!(指パッチン)」ってやっていたんですけど、最初の方の撮影で鳴らしちゃったからなんです。それまでは鳴らしたことがなくて。学生時代にそんなシチュエーションもなかったですし。だから社会に出て、僕が身に着けたスキルみたいなものです(笑)。
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