'00年11月に帝国劇場で「MILLENNIUM SHOCK」として初演されてから、毎年再演を重ねてきた堂本光一主演の舞台「Endless SHOCK」(作・構成・演出=ジャニー喜多川)の'10年公演が決定し、製作発表会見が10月30日、都内で行われた。
本作は、'09年3月までの通算651公演すべてを堂本が単独主演で演じており(現在の帝国劇場単独主演記録)、毎公演即日完売、全公演満席を続行している人気作。さらに、'08年には「第33回菊田一夫演劇賞演劇大賞」を受賞するなど、“チケットの最も取れない演劇公演”と称されている。
10年目に突入する2010年には、年間2カ月を基本としてきたSHOCKシリーズとしては最長の100公演を行うことを発表した。
100公演について堂本は「びっくりしました。3カ月やるとは思ってもいなかったです。30歳になったからといって容赦してくれないなと思いましたが、ステージに立つ者としてはすごくうれしいことですし、新たな挑戦になりますが、お客さまの期待を絶対に裏切らないように、1公演1公演を大事にやっていきたいと思います」と意気込みを語った。さらに「100公演という経験のないところに入っていくわけですが、体のどこかが壊れようともステージに立ちたいという気持ちですし、ちょっとやそっとのことではへこたれない自信もあります。あまり心配はしていないです」と力強い表情を見せた。
公演を3カ月行うことを、突然ジャニー喜多川氏からの電話で知らされたという堂本。'10年にはソロでのコンサートも予定していることをジャニー氏に伝えると、「『そんなのはどうでもいいんだよ』って(笑)言われまして」と明かし、「どうでもよくないよ!(笑)といろいろ話しまして。これだけやっても『見たい』『チケットが取れない』っていう声を聞きますので、なるべくたくさんの方に見ていただけるように公演回数を増やしました。来年はスケジュールがぎっしりで大変ですが、うれしい悲鳴です」と笑顔を見せた。
また、この10年を振り返り、「座長としてみんなを引っ張らなきゃいけないと頑張ろうとし過ぎていた時期はあったかもしれない」と告白。「今ではスタッフの方に信頼をおいてますし、“SHOCKがどういうものだ”っていうのを理解してくれてる人が多いので、自分も(気持ちが)寄り掛かれる場所があるし、安心して舞台に立てるようになりましたね。いい意味で余裕があります」とコメントした。
途中、女優・森光子からの激励コメント映像が流れるサプライズでは、驚きながらもVTR中の森の言葉にしっかりと聞き入り、何度も笑顔を見せた堂本。
「森さんは何度も見に来てくださって、毎回楽しみにしてますとおっしゃってくれるんです。そういった言葉1つ1つを大事にしていこうと思います」と話し、最後に「たくさんの方の支えがあっての100公演実現です。その期待を上回ったところでちゃんとお返しをしたいなという気持ちで臨んでますので、楽しみにしていてほしいですね」と、熱い思いを語った。
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